鳥谷やっと今シーズン第一号ホームラン
2016年4月22日 阪神12-9広島 12勝10敗1分けの3位(4位より浮上)
何とも大味な試合でした。両軍合わせて33安打4本塁打が飛び交い、総得点は21点。阪神として勝つには勝ったが何とも後味の悪いすっきりしないゲームでした。それでも白星が転がり込んだメッセンジャーには、ぜひとも終盤に借りを返してほしいです。
心配なメッセンジャー
阪神先発は開幕投手のメッセンジャー、広島先発はルーキー横山で18時にスタート。横山の立ち上がりに阪神は怒涛の攻めを見せます。先頭高山からの4連打に犠飛であっという間に3点を先制。いきなり3点のリードを奪い、先発はメッセンジャーのため、今日の試合はいただいたという目論見がもろくも崩れてしまいます。
横山につきあうかのように、メッセンジャーも先頭からの4連打を浴びてしまいます。4番新井の3点タイムリーでワンアウトを取ることなく試合が振り出しに戻ります。さらにツーアウトから長打を食らって勝ち越しを許す最悪の展開に。しかし横山の調子も戻らず、すかさず阪神は鳥谷の3ランなど4点を奪い再逆転に成功。
さらに攻撃の手を緩めない阪神は3回5回にそれぞれ2点を奪ってリードを広げます。こんな贅沢な援護をもらっても、一向に調子の上がらないメッセンジャー。ともに得点をとってくれた次のイニングに失点するという悪循環に試合が全く締まりませんでした。プレイボールから2時間半がたった時点で、半分の5回すら終わっていない展開に、正直いつ終わるんだろうと思っていました。
ローテーションを支えるピッチャーでなければ、とっくに降板を命じられていたでしょう。何とか5回を投げ切ったメッセンジャーでしたが、116球も費やし被安打11の自責点7は今季ワーストです。防御率も4点台まで落ちてしまいました。
阪神タイガースの攻撃陣は打ちも打ったり19安打の12得点
先発野手全員安打で、高山、大和、鳥谷が3安打以上の猛打賞。鳥谷は今季1号ホームランも打って6打点の荒稼ぎでした。 試合を締めてくれたリリーフ 大味な試合をしっかり締めてくれたのは、やっぱりベテラン安藤でした。6回にマウンドにあがった榎田はエルドレッドに特大アーチを浴びてしまい、まだまだ広島に反撃する勢いをもたらしましたが、それを止めたのが7回の安藤です。
先頭バッターにエラー出塁を許すという嫌な展開でしたが、次打者を併殺にしとめ結果的には三人で抑えてくれました。福原が二軍調整中なだけに、本当に頼りになります。 まだ阪神戦で2000本安打の可能性 広島の新井選手が2安打を放ち、2000本安打まであと4本としました。マツダスタジアムでの達成をもくろむ新井としては、明日の試合がキーとなります。それに立ちはだかるのは、現在阪神先発投手陣で最も頼りになる男、岩貞です。登板3試合ですべて7回以上投げてくれています。
21回1/3の投球回数で、失点はたったの2点。そしてなにより34三振を奪っています。勝ち星が1勝と言うのが信じられません。明日は4/9のカードと全く同じ、黒田投手との投げ合い。この試合も同様にいい成績を残すようなら、もう本物ですね。