ヤクルトに勝ち11勝9敗1分けの4位
前日のサヨナラ負けで初の3連敗中の阪神と、前日のサヨナラ勝ちで連勝しているヤクルトとの3連戦初戦。阪神は藤浪に連敗ストッパーを託しました。終盤の勝ち越しで連敗ストップ。リリーフ陣の頑張りが目立った試合となりました。 終始不安定だった藤浪 完投での連敗ストップが望まれている藤浪。
立ち上がりを珍しく三人で終わらせる藤浪に期待がかかりました。さらに阪神の1回裏は西岡のタイムリーで2点を先制という後押し。これで完全に主導権を握れると思っていました。しかし、藤浪に安定感がありません。あれよあれよと言う間に、2回に同点、3回にも勝ち越しを許します。
両得点にはフォアボールが絡んでいます。150キロを超える速球はバンバンきているのに、何かすっきりしない藤浪の投球。4回も先頭のピッチャー成瀬に対して、ストレートのフォアボール。これで5つ目の四死球という荒れっぷりでは野球の神様は振り向いてくれません。
先頭打者への四球献上は失点につながるという野球界のジンクス通り勝ち越し点を献上。その裏に阪神は同点に追いつきましたが、藤浪は最後までピリッとせずに5回107球、7安打4失点で早くも降板してしまいました。
後続のリリーフ陣が4回を無失点
6回からは榎田が登板。この時点のリリーフの登板は完全な誤算です。しかし1死一二塁でバレンティンという大ピンチに、果敢に内角をついてファールフライ。続く雄平も三振にきってとり無失点は光りました。さらに7回は安藤。下位打線とはいえ12球で三者凡退。8回はいまだ開幕から無失点の左腕高橋がマウンドに上がります。簡単にツーアウトをとって川端を迎えましたが、アウトローの直球に手が出ず。お見事な三者凡退です。
彼ら三人のリリーフが試合を締めてくれたおかげで、8回に勝ち越し点4点が入りました。セーブのつかない状況になった9回は、ドリスの初登板。クリーンナップを三者凡退に抑えて連敗ストップとなりました。
先発大和が輝きを見せる
久々の先発出場となった大和が生き生きとしています。3回裏の同点は、ほぼ大和が挙げた得点と言っていいでしょう。先頭で入った打席で強い当たりを右翼へ飛ばして2ベース。センターフライで虚を突いてタッチアップ。コリジョンルール採用の今年は、ワンアウト以下でサードにランナーがいればかなりの確率で得点できます。
この場面でも、打点王のゴメスがきっちり犠牲フライをあげて同点です。やはり攻守において大和はラインナップに必要な人材です。守備においてもセンターに彼がいると、見ていても本当に安心感があります。いやしかし8回のゴメスの盗塁にもまたまた驚かされました。また勢いに乗れるような主砲の足は見事でした。
さて20日の先発は守屋功輝。一軍初出場初先発。今日のように早い段階で点をとってあげて楽に投げさせてあげたいですね。