岩貞が抜群のピッチング!江越4号を打つも後半に逆転を許し負ける
昨日の奇跡の逆転サヨナラ勝ちに水を差すゲームになりました。広島に終盤同点に追いつかれると、延長10回にリリーフ陣が大量点を献上しジ・エンド。天敵であった黒田に土をつける絶好のチャンスでしたが、次回に持ち越しです。
岩貞のピッチングは見事12奪三振
敗戦の中でも、先発岩貞は最高のピッチングを披露してくれました。前回登板は7回無失点で12奪三振。6番手の男としては、継続して力を出すことで首脳陣に認められます。今日の広島戦は、天敵黒田との投げ合いでした。アクシデントがあったとはいえ、岩貞は黒田よりも長くマウンドに居続けました。そして前回同様に12奪三振。フォアボールもひとつだけという安定感が光ります。
8回に背負ったピンチで失点をしてしまい、マウンドをリリーフに託します。残念ながら福原が打たれてしまい、失点は岩貞につきましたが、岩貞の評価が下がることはありません。見ていて気持ちがよくなるくらいの奪三振ショーは甲子園の観客も満足したことでしょう。
圧巻の4試合連続アーチ江越!
この試合も2番スタメンだった江越が、4回黒田の初球、高めに浮いたスライダーをバックスクリーンに叩き込みました。これで出場4試合連続ホームラン。残念ながら江越がアーチを放った試合で勝つという神話は崩れましたが、金本監督の信頼はおそらくあつくなりました。今日はある種、江越を使う試金石でもありました。予告先発で相手は右の黒田とわかっていたにもかかわらず、江越を先発で使いました。
横田の時もそうですが、いわゆる2番バッターではありません。4回アーチを放った際も、先頭の高山がヒットで出た後の打席でした。他のチームなら、おそらくかなり高い確率で送りバントを選択していたはずです。しかし超変革を掲げる金本阪神は違います。昨年優勝のヤクルトにも、バントをしない2番バッター川端がいます。楽天の銀次といい攻撃的な2番はこれからも増えるかもしれません。
ですが今日の試合はたくさん反省点があります。決勝点を献上した10回は、榎田、金田の二人が4点を与えてしまいます。一塁ランナーを気にするあまり、見え見えのストレートを丸に長打で返されると、続くルナにも簡単にツーベース。緊急登板した金田に至ってはストライクが入らず3連続フォアボールでワンアウトもとることなく、マウンドを去りました。
絶対に抑えるピッチャーなど存在しませんが、ストライクが入らないことには話になりません。おそらく二軍降格になるでしょうから、しっかりと調整してきてほしいです。さらに反省点はたった2安打しか打てなかった打撃陣にもあります。その2安打も4回に出たもので、今日の阪神の残塁はなんとゼロ。ランナーが出ないことには監督も手腕をふるうこともできません。
4月10日に負ければ、初のカード負け越し。踏ん張らなければならない試合のマウンドには、前回初勝利を挙げて心にゆとりができた藤川です。大いに期待したいです。黒田に打球を当てた打席後に途中退場したゴメスの具合がちょっと心配です。
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