阪神タイガース今シーズン初のサヨナラ負け
エイプリルフールであってくれと願ったが現実だった。前日のクローザー3イニング投入が裏目に出てしまい。今季初のサヨナラ負け。やはり普段と違うことをするとなにか起きますね。シーズン終盤ではないわけですから、スクランブルはとっておいてほしいです。
能見完封ペースが一転、敗戦投手に
1-0の戦い方は難しい。それを思い知らされる1戦でした。8回まで被安打3の無失点。能見の好調、前日までのリリーフ酷使などあって、9回も続投を選択。2点差以上なら違った考え方があったかもしれません。マテオは使えないにしても、福原投入もあったかもしれません。しかし1-0で勝っている投手を降板させるわけにも行きません。
しかも先頭はDeNAの主砲でもありJapanでも中軸を打つ成長著しい筒香。ついこの間もジャイアンツのエース菅野から起死回生の同点3ランをかっとばしており、嫌な予感はありました。実は能見は筒香との相性は最悪でした。この試合こそ3打席無安打に抑えていましたが、2015年シーズンはなんと9打数7安打というつるべ打ち状態。
そんなバッターに対して初球のストレートがまさかの真ん中高めに投じられたかと思うと、あっという間に左中間席に吸い込まれていきました。これぞ4番という働きです。前中畑監督が使い続けたおかげもあって開花した筒香はさらなる成長をとげるでしょう。そして主砲に一発が出た途端、相手ベンチの盛り上がりは誰も止められません。
ワンアウトからヒットとフォアボールでピンチを作ったところで能見は無念の交代。リリーフに上がった歳内もムードに飲み込まれ、前進守備をあざ笑うかのように外野へ打球が消えていきました。本当に野球というのは残酷なスポーツです。127球の熱投を演じた能見に残る記録は単なる1敗です。
ベテランですので、この程度で一喜一憂はしないでしょうが、懲りることなく次戦も腕を振ってほしいです。そして緊急登板の歳内にはこの経験を大きな糧として、一回り大きなピッチャーに成長してくれることを願うばかりです。
超変革の顔の一つ、6番鳥谷が大スランプ
この残酷な敗戦を演出したのは、やはり攻撃陣にも責任ありです。確かに相手は開幕投手をつとめた井納でした。開幕時と引けを取らず素晴らしいピッチングでした。たった2試合の先発ですが、防御率は脅威の0.60。開幕で勝つということが潜在能力を存分に引き出しているといういい例です。
そんな井納に対して西岡のタイムリーによる1点ではやはり勝てません。ヘイグの開幕からの連続安打も途絶え、重症は6番鳥谷です。この試合も快音を聞けず、5試合連続23打席連続ノーヒットでついに打率が1割を切ってしまいました。自身のワースト記録24打席ノーヒットにあと1と迫った鉄人がどうふっきれるのか、明日の第1打席に注目してみたいです。
さて4/2は岩貞投手が満を持して初登板、初先発です。相手投手が久保だけにのらせるとスイスイと投球される恐れもありますので、先取点は与えないように試合の主導権を握って欲しいです。