2016年シーズンセリーグ開幕戦評価と感想
セリーグ各チーム開幕カードを終えて、たった3試合ながらも色々な誤算が出ています。嬉しい誤算もあれば、悲しい誤算もありました。阪神以外の5チームについて気になった点を洗い出してみました。
ヤクルト
まさかの3連敗スタート。ですが看板の打線は今年も脅威です。川端、山田、畠山のクリーンナップに6番雄平まで全員すでに打率3割を超えています。山田にも一発が飛び出していますし、バレンティン復帰が決まるとさらに脅威が増しそうです。3戦目に先発したルーキー原も使えそうです。久々にシュートを操る生きのいいピッチャーという感じです。しかし大きな誤算はリリーフ秋吉でした。登板2試合でともに2失点するという、懸念していたほころびが早くも露出してしまいました。どう立て直すでしょう。
巨人
新生高橋ジャイアンツが3連勝スタート。菅野、高木という先発に勝利がつき、沢村も貫録の2セーブ。昨年スタートダッシュできなかったセットアッパー山口も今年は完全なスタートを切っています。打撃陣も捕手小林の連日のタイムリーに、巨人には珍しく外国人が活躍しています。クルーズ、ギャレットともにホームランが生まれましたし、クルーズは早くもゴールデングラブ賞の片鱗を見せてくれました。一方、誤算はリリーフ陣。勝試合のメンバー想定しているマシソン、戸根がともに乱調で失点を重ねました。マイコラスが復帰したら降格するのはマシソンになるかもしれません。
広島
先発陣は巨人同様、素晴らしい出来でした。開幕投手ジョンソンは負けこそしましたが8回2失点は、責められるものではありません。今年も防御率争いを牽引しそうです。2戦目は侍黒田が、日米194勝目をあげて200勝へ向けて素晴らしいスタートを切りました。3戦目の福井も一発を浴びて6回3失点でしたが、課題の制球はよかったです。課題だった大瀬良の後釜セットアッパーは新外国人ジャクソンがつとめることになりそうです。2試合2ホールド、クローザーの中崎も2セーブといいスタートです。ルナが4番に座った新打線もなかなかだと思われます。
中日
何と言っても4番に座ったビシエドの活躍が凄すぎます。新外国人の開幕から3試合連続ホームランは史上初とのこと。たった3試合消化時点ではありますが、現在三冠王。もしかしたらシーズン終盤も打撃三部門の上位にいるような気がしてなりません。恐ろしい外人が入ったものです。ビシエドを生かすも殺すも3番の出来が課題でしょう。あとは他チームと比べると先発の質、枚数でちょっと手こずるかなという印象です。やはり大黒柱の大野が開幕で勝利したように獅子奮迅の活躍が不可欠でしょう。
横浜DeNA
開幕戦オーダーに、いきなり新人二人を抜擢したラミレスDeNA。しかもキャッチャーとセカンドというセンターラインですから、期待の大きさが伺えます。どちらもバッティングにはあまり期待していなかったでしょうが、打撃で結果を残しています。初戦はセカンド柴田の決勝タイムリーで勝利し、3戦目負けはしましたが、捕手戸柱が一時は先制ホームランを放ちました。しかし、勝利の方程式YMOの一角、長田および三上が失点スタートになったことがどう影響するか、次戦に期待します。
阪神タイガースは髙山、横田といった若手、新外国人のヘイグの活躍もあり、明らかに昨年とは違う野球をしています。また、鳥谷が6番に入るのも大きな戦力アップになりそうです。後は投手陣がそれなりの活躍をしてくれればAクラスは間違いないと思います。
最新阪神動画です
※動画が見られない場合は下記ページより
「すべての登録チャンネルを非公開にする」
のチャックを外し、再度ボタンを押してください
https://www.youtube.com/account_privacy
20160303175236