2016年の阪神が対戦するセ・リーグ他球団診断
ヤクルト
言わずと知れた昨年の覇者。打撃陣とリリーフ陣の牽引による14年ぶりの優勝だったのだが、フルメンバーではなかったことを忘れてはならない。まず主砲のバレンティンは開幕には間に合わない様子だが、シーズンへの働きを考えれば完全にプラスです。しかも、攻撃における唯一の欠点だった1番センターが、元オリックス坂口の加入で埋まったことが相当大きい。苦しい先発陣も、新人原や復活にかける成瀬など昨年からの上積みが予想される。主力の怪我が無ければ間違いなくAクラスでしょう。
巨人
過去10年間で6度のリーグ優勝も、原監督の勇退で完全に貯金を食いつぶした状態。打撃陣のテコ入れも、新外国人ギャレットとロッテから移籍のクルーズだけでは心もとない。万全だった投手陣もマイコラスの出遅れに内海の復調が見込めない。先発ローテーションはこれまでになく若い世代でスタートする。打撃陣はいわゆるこれまでの主力、坂本、長野あたりがキャリアハイの成績を残さなければBクラスもありえる状態。エース菅野が孤軍奮闘の戦いをして20勝を挙げるくらいでなければ苦しい。
広島
エース前田が海を渡ったが、その穴はそう簡単には埋まらない。最も期待をかけられていた大瀬良の出遅れもかなり痛い。先発陣で計算できるのはジョンソンに黒田、福井と昨年活躍した3枚のみ。さらに大瀬良が抜けるセットアッパーもまだ固定できていない。一方、打線は中日からルナが移籍してきて厚みを増した。かつての本塁打王エルドレッドが6番あたりに固定されれば正直怖い打線である。新外国人、そしてドラフトで獲得したルーキーたちがそれぞれ頑張らなければ、Aクラスは厳しそうである。
中日
大ベテランたちが相次いで引退表明し、否が応でも世代交代が進む中日。実は昨年成績としては投手防御率が3位でチーム打率は2位と悪くはなかった。若手たちがチャンスをもらいブレイクする土壌としては整っている。彼らが躍動するためにも、外国人たちがチームを乗せられるかがキーであろう。打撃では4番の座にビシエドがずっと座り続けられるか、そして先発陣は大野、若松の軸二人をサポートするスターターが確立できるかに注目したい。これまでの低迷ぶりが一転、Aクラスに舞い込むことも十分あり得るチームと見ます。
DeNA
昨年、前半戦快進撃を見せるも、最下位に終わったDeNA。先発陣の充実度は、阪神と肩を並べて計算ができるかもしれません。さらにリリーフ陣も、YMOが形成する勝利の方程式が万全の態勢でシーズンを迎える。打撃陣も梶谷の出遅れが気になるが、ジャパンの4番筒香がしっかりと軸を作り、センターラインを新人で固めるというラミレス監督の戦略が吉と出るか見ものである。ただ終盤の優勝争い経験がないということはやはりマイナスポイント。優勝するなら、前半から含めてぶっちぎりでなければ、息切れしてBクラスもあり得る若いチームである。
いよいよ本日3月25日から、2016年のペナントレースが始まります。昨年のような最高の開幕が出来ることを祈っています!
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