5年ぶりのオープン戦首位!
新生金本阪神が、オープン戦を首位で終えました。たとえオープン戦とはいえ、首位で終わることは気持ちがいいものです。特に、監督が変わって新たなシーズン、勝ち癖をつけることはチームにとって間違いなくプラスです。オープン戦と本戦は異なり、あまり関係が無いとは言われます。
実際、2011年も阪神はオープン戦を首位で終わりました。しかし、借金2を抱え、首位と9ゲーム差のBクラス4位というのが、2011年の戦績です。ですが超変革をスローガンに掲げ、チームが新しくなったと感じる人は少なくないと思います。レギュラーをはっきり口にし、競争をあおったキャンプ。成績を残せないものは二軍へ落とされましたが、理由がはっきりしているので不信感にはつながりません。
若手がアピールをすれば、ベテランも負けじと当たり前のように実力を発揮する毎日。元々充実していた先発陣には、藤川球児と言うお客も呼べる右腕が加わりました。中継ぎには、かねてからの補強ポイントであった左腕として、高橋が中日から加入しました。懸念されたクローザーには、新外国人マテオが、実力を発揮しそうです。唯一の心配は、高齢化している右のセットアッパーです。安藤、福原を脅かす若手がシーズンでは現れることを期待します。
一方、打撃陣は二人の若者がキャンプ、オープン戦を引っ張りました。トリプルスリーも狙える大器、横田に、大学No1外野手の称号をいかんなく発揮しているドラフト1位ルーキー高山。結果を残し続ける二人を外すことはできず、開幕オーダーにも1,2番で名を連ねることを、金本監督が名言したほどです。
さらに近年まれにみる高いレベルでのセカンド争い。西岡が一歩リードのように見えますが、長いシーズンのために、バックアップは必要ですので、頼もしい限りです。打撃陣の不安と言えば、新外国人ヘイグでしょうか。ここは少し辛抱強く待ち続けることができるかと言うのが、課題になりそうです。
オープン戦首位を決めた試合で、遅れてきた二人もアピールに成功しました。一人は先発6番手を狙う岩貞投手です。昨年数字以上のインパクトを残し、6番手は間違いないと言われていましたが、キャンプ、オープン戦とアピールできず、ギリギリまで争う形となりました。ウエスタンリーグでの登板を見て、岩貞投手か秋山投手かのどちらかに決まりそうです。
そしてもう一人は梅野捕手です。オープン戦首位を走るも、ここまでチームホームランはなんとゼロ本。1965年以降、オープン戦でホームランゼロだったチームはありません。その不名誉な記録を消し去る梅野の一発は、京セラドームのライトスタンドに消えていきました。開幕正捕手は12年目の岡崎が抜擢されるとの方向性です。
しかし捕手とは経験がものをいうポジションです。12年目で通算41試合しか経験のない岡崎が壁にぶつかった際には、すぐさま出ていける準備をしておかなければなりません。しかし、これほど開幕が待ち遠しいシーズンは久しぶりです。
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