2016年阪神タイガースのライバル球団新戦力チェック「東京ヤクルトスワローズ」
2015年阪神とスワローズの対戦成績:13勝12敗 防3.67 打率.272 ホームラン19本と 優勝チームヤクルトに対しては、ほぼ五分の成績でした。特に藤浪の相性がよく6試合に先発登板して4勝0敗の防御率2.88でした。岩田も6試合の登板で3勝1敗と貯金を作ってくれました。
今年はあの優勝メンバーにバレンティンが加わるわけですから、昨年の相性は忘れて挑んでほしいものです。 足りないピースにぴったりの人材 昨年のヤクルトのオーダーで、穴があるとすればセ1番センターでした。相手が右の先発なら上田が、左の先発なら比屋根がというふうに、シーズンを通して固定ができませんでした。
今年から、ホームラン記録を持っているバレンティンも復帰するわけですから、1番センターが埋まり、レギュラーが盤石であれば相当怖い打線です。その一つ余ったピースにはまる人材として、オリックスをほぼ戦力外となった坂口智隆が移籍してきました。実績だけを見れば、よく放出したなという印象です。まず外野の守りは全く問題ありません。2008年から4年連続でゴールデングラブ賞を受賞したほどの実力者です。
神宮は狭い球場ですので、なかなか間を抜ける打球が行かないのではと危惧してしまいます。そしてバッティングについては、痛めていた右肘の治り具合が心配ですが、2011年には最多安打を獲得したほどの打者です。それに何よりも一度はクビを覚悟したでしょうから、そんな中拾ってくれた球団に対する感謝の思いが、いい方向に働きそうです。
1番センター坂口で固定となると、2番以降が川端、山田、バレンティン、畠山と1番から5番まで、タイトルホルダーが名を連ねます。打順によって右左のバランスは、それほどではないですが、このクラスだとあまり関係ないでしょう。メンバーが昨年同様、そして昨年いなかった坂口プラス、バレンティンがいればちょっと手が付けられない打線です。
ドラフトははずれはずれ1位でも実力は折り紙つき
昨年のヤクルトの優勝は、超攻撃打線とリリーフ陣の安定がもたらしたと言っても過言ではありません。先発で規定投球回数をクリアしたのは、エース小川と、石川の二人だけ。期待のFA戦士成瀬は3勝8敗と優勝に貢献することもできませんでした。ですが6回以降を、秋吉、ロマン、オンドルセク、バーネットという強力リリーフ陣でしのぎ切った優勝です。
日本シリーズでも、先発が全員機能せず、1勝4敗と数字以上の実力差を見せつけられた感がありました。今シーズン、リリーフの数が2枚減りましたが、新たな先発もいます。それは、2回もくじをはずした結果、ドラフト1位で獲得した原樹理投手です。
真中監督も、すでに開幕ローテーションを明言していますし、それに答えるように得意のシュートを活用してオープン戦ながら結果を残し続けています。非常に完成されたピッチャーのようで飄々と投げる様が、職人を彷彿させます。巨人との開幕カード3戦目が予定されていますが、対戦相手はこれまたドラフト1位ルーキーの桜井となれば、盛り上がりは必至です。
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