2016年阪神タイガースライバル球団新戦力チェック「横浜DeNAベイスターズ」
2015年対戦成績:14勝11敗 防3.19 打率.270 ホームラン20本 昨年前半戦の主役だったDeNA。快進撃を続け、貯金ゼロとはいえオールスターを首位で折り返したものの、結局最後は息切れして最下位に終わりました。前半戦首位チームが最下位は初めての屈辱。そんなDeNAに対して貯金3を作った阪神。
今年はさらなる積み上げが期待できるのか、簡単に新戦力チェックしてみました。 昨年のドラフトは100点満点と言われました。1位で左腕今永、2位で右腕熊原という左右の好投手を獲得しました。今永選手は、前評判通り即戦力として期待されています。おそらく開幕2カード目の巨人戦でベールを脱ぐことになりそうです。
3月当初とはいえ、山田やバレンティンなどをオーダーに連ねたヤクルト相手に5回無失点。150キロ近いストレートに、変化球の制球力は流石と言わざるを得ません。開幕ローテーションに入ってきますので、いずれ阪神との対戦もあるでしょう。昨年DeNAは規定投球回数を超えた投手が一人もいませんでした。
2014年は、久保、山口、モスコーソなど強力先発陣を形成しましたが総崩れだっただけに、ルーキーが引っ張ることで、元々の実力を出してくるとまた台風の目になりかねません。 またブルペンに経験豊富な右腕が加わりました。巨人を戦力外通告された久保投手です。
2010年、2011年はまさにブルペンの砦ともいうべき、出ては投げ出ては投げの連続でした。しかし、その影響なのかけがに苦しみます。股関節の手術、さらにはトミージョン手術と身体にメスを入れることになりました。本人的には怪我も癒え、まだまだと言う時にまさかの戦力外通告。働きの場を横浜に移しての1年目を迎えます。
巨人からDeNAに移籍して活躍した投手は残念ながら少ないです。高橋尚成、岡島秀樹、林昌範、東野峻とかなりのビッグネームが並びますが、それを覆すことができるかですね。クローザーはおそらく山崎が昨年に続いて務めるでしょうから、セットアッパーがしっかりすれば、阪神としてもうかうかできないと思います。
最後に打撃陣の注目を一人、新外国人のロマックを挙げておきます。日本野球に慣れて安定しているバルディリスを解雇してまで、獲得した助っ人です。実は阪神もロマックをリストアップしていたと言われています。最終的にはヘイグを獲得した阪神ですが、新外国人は本当にふたを開けてみないと全く分かりません。
両チームとも海外スカウトには定評があるので、二人ともに活躍するかもしれません。ただ守備力の高かったバルディリスをイメージしていると、穴があるかもしれません。これまでのデータを見る限りお世辞にも守備がうまい選手とはいえなそうです。ということはバッティングがウリなんだと思いますが、ロペス以上の成績はなかなか難しいと思います。
ヘイグには、選択してよかったというくらいロマック以上の成績を残してほしいものです。
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