2016年オープン戦、金本阪神は白星スタート
オープン戦初戦はまさかのホームラン攻勢、12-5で楽天に快勝
初の対外試合の楽天戦。12-5の大差で勝って、金本阪神はしっかり船出を飾ってくれました。
しかも、昨年の課題であった打線がホームランを連発しての勝利は、開幕前とはいえ嬉しい限りです。
昨年は、チーム打率4位、本塁打数5位という、Aクラスという順位にしては寂しい成績でした。
しかし、この日は打ちも打ったり、4発の乱れ打ち!やっぱり気持ちいいものですね。
まず狼煙を上げたのが、西岡。先日の紅白戦ではライバルの上本が4打数4安打の大アピールに成功しました。
即座に負けじと、右越え2ランを放り込み逆転。明日は大和の番でしょうか?
続いては、4番に抜擢された陽川が、紅白戦のチーム第一号に続いての左越えソロ。そしておそらく金本監督
いや、二軍の掛布監督も含めて大いに喜んだのは、期待の横田が放った右中間への一発ではないでしょうか?
一軍実績が一度も無いにも関わらず、その才能に惚れた首脳陣が推した今一軍キャンプです。ここまで一軍の
スピードに慣れず、結果を残せずにいました。将来のトリプルスリー候補と言われている未完の大器が、ベールを
脱いだ瞬間だったかもしれません。
最後の締めは、外国人枠に悩むペレスが存在感のある一発を見せてくれました。現状は第五の男としての位置づけは
変わりありません。一軍キャンプも、けが人が出たことによる補充によるものでした。助っ人外国人の誰かが、不調
もしくは怪我などでの一軍登録抹消が無い限り、チャンスがありません。
しかしプロ野球選手が抜擢されるときと言うのは、運もかなり影響されます。もしかすると、これをきっかけに
一軍定着なんてことも可能性ゼロではありません。とにかく、かなり期待感を生む打線の好調ぶりに、超変革を
スローガンに掲げた監督としては、一安心です。
岩岩コンビはそろって、アピール失敗
今年の阪神の先発候補には、岩○が多いです。実績抜群の岩田稔のローテションは間違いないでしょう。
その岩田含め、藤浪、メッセンジャー、能見と4枚はほぼ確定で、5,6番目のイスを藤川含めて数名で
争っている状況です。
話題から言っても藤川もほぼ当確でしょうから、岩崎優、岩貞祐太の両左腕は、どちらかしか生き残れません。
たとえ公式戦ではないにしろ、結果が欲しいところでしょう。
結果から言うと、両投手ともアピールとまではいきませんでした。開幕投手を任された岩貞は3回5安打2失点。
2回まではほぼ完ぺきも3回には3連打を浴びる安定感の無さを露呈してしまいます。
3番手の岩崎も2回3失点、期待のルーキーオコエにもタイムリーをお見舞いされてしまいました。
先日の、紅白戦でも揃って登板も、ともに失点をするという変なお付き合いをしてしまっています。
正直、昨年の実績から言うと、岩崎を使いたいところですが、2戦連続の調整不足は首脳陣も頭が痛いところです。
次回はともに背水のマウンド。ぜひ揃って結果を残して、起用方法を悩ますくらいにならなければチャンスは
減っていきます。二人とも頑張れ!
さて試合の方は12-5の快勝でしたが、金本監督には笑顔が一切見られませんでした。
それは試合前のシートノックでレフトからの緒方のスローイング。3バウンドでセカンドへ
返球したためです。
「シートノックで外野手がいきなり暴投ばっかりするから、頭にきた。ああいうのは内野にも
影響する。そんな雰囲気が試合に影響しないように注意したよ。」
この一言でベンチは一気に戦闘モードに変わりましたが、確かに今まではこういった
プレーがよくあったように思います。それらを今後させないためにも、こういった
発言は今後も増えていくでしょう。
まあ、試合後のウイニングボールも「イラねえよ。」といったくらいですから
相当頭にきていたには間違いないようです。