嵐山編
先日，彼女と共に嵐山に行ってきました．
宝厳院が紅葉の有名なところらしく，そこに行く事にしました．
その時のやりとり．
「そういえば，行き先を調べてくれてたんやな．ありがとな」
「うん，一応パンフ持って来たよー」
「お，準備いいやんか」
「うん．で，行き先やけど…」
「うんうん」
「嵐山と宇治，どっちがいいかなぁ？」
「この店の抹茶ぜんざいが美味しそうやから嵐山にしよう」
「うん．じゃあけって～い☆」
花より団子を地で行っております（汗
電車に揺られる事，約30分．嵐山に到着．
見た目があんまり綺麗だったので，思わずパシャリ．
写真より右側にある屋台の群れは，強引に意識の外に放り出します．
駅前で宝厳院の入場チケットを購入し，歩き出す私達．
「――ところで，道はわかるんか？」
「え？知らないよ？」
「ふーん．じゃあテキトーに歩くか」
「そうやね」
「歩いてる間，美味しそうな店を巡って食べ歩きもしようか」
「わーい．楽しみ～♪」
このいい加減極まる会話はナンダ（汗
でも実際，私たちの会話はこんなもんです．
途中でコロッケを買いました．
冷え込んできたこの時期，暖かくほっこりしたジャガイモのコロッケはとても美味しかったです．
ついでに，ローカル線の駅構内で売られていた焼き芋も買いました．
その甘さと舌触りときたら！
まるでコシ餡か金団のようでした．
私も智美も，美味しい美味しいとペロリと平らげてしまいました．
そうしてブラブラ寄り道しつつ．やってきました宝厳院．
残念ながら，ここはまだ紅葉が始まったばかりでした．
それでも綺麗だと思えたのは，楽しもうという気持ちの現われだったのでしょうか．
それに，紅一色に染まった紅葉よりも，緑や黄が混然とした色の方が美しいと思います．
こちらは宝厳院の構内です．
正直，私には日本庭園の美しさは理解できません．
しかし，その清らかで厳かな雰囲気は，私たちの心をも洗い流してしまうかのようです．
そうして構内から出たところ，意外な人物を見かけることとなりました．
石田靖となるみです．
関西テレビの番組で出演していたようです．
スタッフの方が撮影自粛をお願いしていましたが，
この時ばかりは（？）馬の耳に何とやら．
ベストショットを取る事ができて，私も智美もホックホク．
こんな偶然があるのだろうかと，私も智美も大興奮．
「私の日頃の行いがいいからだよ」という智美に対し，「いやいや僕の行いが」と言う私．
「そういえば，付き合いだしてから有名人に会うようになったなぁ」と，アッサリ認める智美に対し，
「それって，付き合う前の智美の行いが悪かったってことちゃうか？」と，意地悪な私．
「え～？違うもん！」と少し頬を膨らませながら，笑う私の後をついてくる智美．
何てことのない，バカな会話です．
しかし私にとって，こんなやりとりこそが何よりも嬉しいのです．
ちりめん細工館という名のお店．ここでは，お洒落なお土産が所狭しと並んでいました．
これがそのちりめん細工の商品です．写真をクリックすると拡大画像が見れます．
動物をお菓子に見立てたデザインセンスは，ただただ秀逸の一言です．
智美は，可愛い可愛いと連呼しながら数点お土産を購入．
でも結局，家族に渡さずに全部自分のものにしてしまったようです．
そして，最後はお目当ての抹茶善哉を食べようと，目的の店に向かいました．
しかし辿り着いたものの，その店はよく言えば風情がある，悪く言えば寂れている，といった様子．
店の外観がコレじゃあ，やめておいた方がいいか，とアッサリ路線変更．
向かいの店で栗善哉を食べました．とても甘くて美味しかったです．
その日の夕方，雨が降りました．
私が持ってきていた折り畳み傘で相合傘．
雨に濡れないように，身を寄せ合って．
気付かれないようにさりげなく，智美の方に傘を寄せて．
電車の中で，互いに頭を預けるように寝てしまいました．
今日のお話はこれでおしまいです．
皆様，楽しんで頂けましたでしょうか．
春夏秋冬，四季折々．いつでも楽しめるのは，日本ならではです．
面倒くさいなどと思わずに，一度外に出られてはいかがですか？
意外な発見．新しい世界が貴方を待っていますよ♪
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ハラスメント体験記 被害者編 [28]
社長は部長の場所を聞いた．だから私は答えた．
言葉にするなら，ただそれだけの事．
なのに，なぜ怒鳴られたのかが私には理解できませんでした．
呆然と掃除を再開する私．
そこへ，社長が出てきました．
社長 ：「おい」
私 ：「…はい？」
手招き一つ，すぐに引っ込む社長．
私はよくわからないままに社内に戻りました．
そうして戻った先は…社長の席の前．
社長 ：「お前なぁ，『どこか』って聞かれて場所を答える奴があるか！」
確か，そのように言われたと思います．
当然，「場所を聞かれたら場所を答えて当然」と考えていた私にとって，理解できる内容ではありませんでした．
社長 ：「場所を知ってるんやったら呼びに行け！
一つ一つ指示を出されへんと動かれへんのか！」
私 ：「…すいません」
社長 ：「ええか，こっちはお前にイチイチ指示なんて出されへんねん！
こっちが言わんでも動けるようにならんか！
俺らの仕事はチームワークやねんぞ！
こっちの意図くらい理解せぇや！」
…そうか．
そうだったのか．
私は，社長たちの「意図するところ」を理解していなかったんだ．
だから，ミスを繰り返していたんだ．
私は，そのことを思い知らされました．
社長 ：「お前な，日産のゴーン社長がなんであんなに成功しているか知ってるか！？
彼は現場にいつも足を向けて，現場の声をしっかり聞いているからや！
――」
それからしばらく，「現場の話を聞く社長の話」について聞かされました．
多分，「仕事とはこうあるべきだ」と伝えたかったのだと思います．
その点に，私は何ら異論はありません．
自分の情けなさにただ悲嘆しながら，黙って社長の叱責を受けていました．
心のどこかで，早く終わって欲しいと，この辛い時間が過ぎ去って欲しいと願いながら．
しかし，今になって，思います．
どうして「社長の意図したとおりに動く」ことが，「他社の社長の話」に繋がったのかと．
逆に，「社長の意図に反する」ことは，即「現場の声をないがしろにする」ことに繋がるだろうかと．
社長が話す時は，そのように論点が飛躍することが多々ありました．
そしてそれは，私が失態を重ねるたびにエスカレートしていったのです…．
どうエスカレートしていったのかな？と気になる方はこちらをクリック♪
ハワイ編 [５]
目覚ましのアラームが鳴るのとほぼ同時に，私は目覚めました．
気付けば智美も目覚めた様子．寝起きのいいヤツです．
私たちはポットでお湯を沸かすと，持参した粉末タイプのお茶をマグカップに投入．
昨夜のうちにコンビニで買っておいたオニギリを朝食にします．
「なんか具が少ないね」とか「梅美味しい♪」とか，好き勝手言いつつも完食．
腹ごしらえが済んだら早速出発．
送迎バスに乗り込んだ私たちは，一路海へ．
このようなところから出発しました．
日焼け止めクリームをホテルに置き忘れてしまい，慌ててフロントで購入．
慌てて顔に塗りたくったら，ムラができてシマウマみたいになってしまいました（涙
目的地へと船を操縦するおじさんです．
背景の山がなんとなく綺麗に思えて，思わずパシャリ．
明るさ自動調節のせいか，
おじさんが暗くなってしまったのがちょっと残念です．
こちらが第一の目的地です．
こう見えて，水深は胸元までと，かなり浅いんです．
…え？何をするところかわからない？
そういう方は，次の写真をどうぞ．
てけてけん♪
ぢぇっとすきいぃぃぃ～～（大山の○代風味に）
正確には水上バイクとでもいうのでしょうか．
なんにせよ，この乗り物でコースを走り回ります．
さぁて，飛ばすぞぉ☆
私たちが水上バイクで走っているところ．
三つのブイが浮いており，そこを時計回りに走ります．
何週か回ってから智美と交代するつもりでコースを離れましたが，
スタッフの人にジェスチャーで走り続けるように指示されました（汗
ちなみにこの写真は，現地スタッフが撮ってくれたものです．
私が色白で貧相な身体つきなのは，見なかった事にして下さい（涙
このジェットスキー，意外とスピード感があります．
バイクと同じように，風に晒されるためでしょう．
また，波の影響を強く受けるため，モトクロスのように上下に跳ね上がるのです．
そのスピード感と躍動感に，私たちはスッカリはまってしまいました．
「いぃやっほおおぉぉう！」
「うわーい！」
「あはははははは！」
「気持ちいい～☆」
テンション，一気にトップギア．
何か変なクスリがキマッてるみたいです．
通報されたら，確実に掴まるでしょう（汗
それくらいに，テンションが狂っていました．
しかし，運転していたからでしょうか．
どこか私の頭は冷静な部分もありました．
「智美ぃ！揺れるからしっかり掴まっておけよ！」
風にかき消されるので大きめの声．
「うん，わかったぁ！」
きゅっと手に力が込められるのが気配でわかります．
「そんなんじゃアカン！腰に手を回せ！」
いや，別に下心なんてないですよ？
ほ，ホントだよ？
「大丈夫だよぉ！」
そういう智美の手には，力が込められているようには思えません．
大丈夫じゃないから言ってるんですが．
ひょっとして，事故をなめてるのか？
運転しているからこそわかります．
硬い道路とは違い，水上は酷く不安定です．
バイクは曲がる方向に傾きますが，水上スキーは遠心力の関係で反対方向に傾きます．
つまり，急に曲がると外側に放り出される恐れもあるのです．
そして，波がちょっとしたジャンプ台となり，私たちを上下に激しく揺さぶります．
もしカーブ途中で波に跳ね上げられたとしたら…？
着地の瞬間，私たちは外側に吹っ飛ばされるかもしれません．
だからこそ，体をしっかり固定して欲しかったのですが…イマイチ伝わっていない様子．
仕方ない，と私は心中で溜め息一つ．
作戦変更…カーブでは徹底して減速し，直線で速度を稼ぐ事にしました．
安全を無視した遊びなど，私は認めません．
なにより運転手として，彼氏として，私は智美の安全を守る責任があるのです．
後続に追いつかれそうになろうが，智美からせっつかれようが．
カーブでは徹底して減速し，かつ大きく曲がる事で遠心力を緩和しました．
ここは「スピード勝負」ではなく，あくまで「楽しむ事」が目的だからと，自分に言い聞かせ．
もちろん，直線ではフルスピードで加速し，智美を楽しませる事に専念しました．
後続の方々にはご迷惑をおかけしましたが（汗
そして２０分くらいが経過した頃でしょうか．
アクセルのレバーを回しっ放しだったので，右腕が疲労の極致．
右腕が生まれたての仔鹿のように痙攣し始めた頃，ようやく終わりとなりました．
そして私たちは，次の場所へ向かうべく，次の船に乗り込んだのです…．
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私が似ている有名人[3]
先日…といっても結構前ですが．
彼女と共にスーパーマン リターンズ を見てきました．
私はあの映画，結構好きですね．
非常にわかりやすい善悪の立場．そしてスーパーマンの無駄に大きなスケール．
長年スーパーヒーローとして君臨してきた理由が分かる気がします．
ただ，もっとアクションシーンを楽しませて欲しかったところはありますが．
映画を見終わり，彼女を送ってから帰宅してしばらくすると．
彼女からメールがありました．
――今日の映画，面白かったね！それでふと思ったんやけど，
裕之君（私の仮名）って，スーパーマン役のブランドン・ルースに似ている気がしたよ☆
ちなみに，ブランドン・ルースはこんな人↓
…どうやら私，イケメンらしいです．ふふん．
でもそれをすぐに認めないのが私です．すぐさまメールで返信してやりましたさ．
――えー…似てないと思うぞ？一体どこが似てるっちゅーねん？
ここは一つ，謙虚な自分を演じてやろう．
これでますます株が上がるに違いない…ナイスだ私！
ホレホレ．私に惚れ直せ．
そして私の魅力にメロメロ（死語）になるがいいわ，ふはははは．
…そう思っている矢先に彼女からの返信が．
――うーん…
髪型とか全体的な体格とか，裕之君の顔つきをよりクッキリしたらスーパーマンって感じがしたよ☆
要するに全部ですか？
…そこまで改造したら，もはや私ぢゃねぇ（涙
つまりアレか？
私はブランドン・ルースに似ていないと？
遠まわしに，「お前はイケメンじゃねぇ！」と言っているのか？そうなのか？
もう私は携帯片手に，部屋の中でひとり突っ伏していました．
↑こんな感じに（泣
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ハワイ編 [４]
一通り智美の小言が済んだ後は心機一転，本来のスケジュールに戻ります．
そう，今私たちが向かう先は…？
免税店！
免税店と言えば…？
ブランド品！
という訳で智美大興奮．
あちこち歩き回っては品定め．
「アレもいいな，コレもいいな」と，一人くるくる回っています．
私，なんだか疎外感(汗
ブランドの良さというか，価値がイマイチわからないんです．
「ンなもん，安くて良いものを長く使った方がいいじゃん」というのが正直な気持ち．
しかし智美のはしゃぐ姿を見ていると，そんなことはどうでも良くなってきました．
折角楽しんでいるというのに，水をさすのも無粋というものでしょう．
そうして智美と私はお土産を購入．
智美は化粧品．私は父と大学時代の教授にブランデーとチョコレート．
初日の空き時間にお土産を買う事で，残りのスケジュールに余裕を持たせようという魂胆です．
そうこうしている内に，現地時間は夕方にさしかかろうとしています．
私達，まだ昼食も食べていません．
そこで私たちが移動したのは，智美が行きたいと言っていた「チーズケーキ・ファクトリー」
こんなところです．
そこで頼んだのはパスタとサーモンソテー．
ボリュームがあって，全部は食べられませんでした．
アメリカンサイズという言葉をスッカリ忘れていました．多い…
アメリカの料理は大味というイメージがあったのですが，意外と美味しかったです．
あと，気がついたことといえばスタッフの愛想のよさでした．
向こうのスタッフの収入は主にチップです．
チップとは「サービスに対する感謝の気持ち」の表れなんだとか．
サービスがよければチップが増え，悪ければ減る．
実に分かりやすいシステムです．
スタッフも愛想がよくなろうというものです．
日本では「サービス：無料」というイメージがありますが，
このようなシステムだと理解してしまえば，自然と受け入れられるものですね．
お腹が一杯になったところで，ホテルに帰還．
スーツケースが無事届けられていました．
遅めの昼食と機内の疲れもあって，眠くなってきました．
が，本日最後のイベントに向けて，疲れた体を引きずるようにとある場所へと足を運びました．
その場所とは，ロミロミマッサージ．
智美のかねてからの希望を受け，「移動の疲れを初日に癒して翌日に備えよう！」という私の意見が通りました．
バスローブに着替えて待つこと数十分．
やってきたのは人のよさそうなお兄さん達でした．
もう一度言いましょう．
人のよさそうなお兄さん達でした（嫉妬
こいつらが智美の肢体を弄ぶのかなどと卑猥な想像をしつつ．
智美は僕のもんぢゃーい！などと訳のわからん嫉妬に駆られながらも．
アロマオイルとマッサージの心地よさに，即撃沈．
半ば夢見心地で部屋に戻り，そのまま眠りについてしまいましたとさ．
とっぴんぱらりのぷぅ．
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