間違えやすい日本の漢字語と韓国の漢字語!!!

今日は日本語の「知恵」と韓国語の「지혜」にも使い方に微妙な差があるってことについてです。
 
※括弧の部分をマウスでドラッグすると正解がでます
ガキのくせに知恵使いやがって!
어린 녀석이 (머리(잔머리)나 굴리고)!
 
訳しづらかっただろうが、知恵を絞った奇抜な表現だね。
번역하기 까다로웠을 텐데 (머리를 짜낸) 기발한 표현이네.


 
解説
日本語の知恵と韓国語の지혜は辞書的意味としてはあまり変わらないんですけど、実生活での使い方は違うような気がします。日本では上記の例のように「考えをめぐらす」ってニュアンスでも用いられているのをしょっちゅう見聞きしますが、韓国では「지혜(知恵)」を上記の例文のように軽い(?)意味としては使いません。
「知恵を絞る」の場合、韓国でも「지혜를 짜내다」と言いますが、例文のように良い表現を思い出すって意味として「지혜를 짜내다」とは言わないと思います。何か解決しにくいとか、追い詰められている状況とかで『賢明な(현명한, 슬기로운)』解決方法とか対応策などを思い出すときに「지혜를 짜내다」って表現を使うと思います。
なので「지혜롭다」のような形容詞もあるわけですね。

 

反面、日本では「知恵遅れ」という表現がありますが、これは子供の知能の発達が遅れることですね。しかし、韓国語の「지혜」は知能の発達が遅れるくらいでは使いません。


 
理解を深めるために例文をいくつか挙げておきますね。
풍부한 경험에서 우러나온 지혜.
지식이 많다는 것과 지혜롭다는 것은 다르다.
여러분의 지혜를 모아서 이 난국(難局)을 타개(打開)합시다!
나라가 위기에 봉착(逢着)했을 때마다 슬기롭게 극복(克服) 나갔던 조상(祖上 = 祖先)들의 지혜를 본받아야 한다.


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