こんにちは
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
小田原市の腰痛・ひざ痛専門整体院葉音‐Hanon-の院長、楠侑友(くすのき ゆうと)です。
このブログでは、実際に整体院葉音にご来院されている色々な患者さんの症例をご紹介します。
あなたの症状と当てはまるものがあれば、ぜひ参考にしてみて下さい。
今日の患者さんは60代の女性Kさんで、「眠れないほど右肩が冷える」というのが主な訴えです。
右の肩だけに冷えを感じ、日中も夜も気になってしまい、夜は右肩の冷えによって起きてしまうほどという状態です。
この患者さんは、自営業をしている方なのですがお仕事で天井を見上げたり、右手で重たいものを持ったりする特殊な姿勢を頻繁にする方でこの普段の習慣が今回の右肩の冷えの症状とつながっているという内容です。
まず、私の見立てです。
・右の肩甲骨の動きが悪く下に引っ張られている
・右背部の筋肉が緊張して硬くなっている
・右の首(斜角筋)が硬くなっている
この3点が今回の冷えのポイントになります。
斜角筋という首の筋肉の間には鎖骨下動脈が流れておりこの鎖骨下動脈は肩甲骨周りの血管の本流みたいなところになります。
例えるならば川で言うと本流がせき止められていて、下流の細かい川に水が流れないようなイメージに近いです。
斜角筋が硬くなることで右肩は血行不良が生じ、右肩だけに冷えを感じるという状態になります。
(血液自体が温かいのでうまく流れなくなるとどうしてもそこだけ冷えてしまいます)
実は、この患者さんもともとは腰が悪く全身的に体の状態があまりよくありませんでした。
今は腰もだいぶ良くなり、ほとんど気にならない程度ですが色々な症状が出てくる可能はあります。今回の冷えもその症状のうちの一つでしょう。
中から冷えている状態なので、外からどれだけ温めてもなかなか改善は難しいです。
しばらく施術を繰り返す必要はありますが、原因が明確であれば後は施術を行うだけで改善していくものです。
冷えの悩みは女性の方が多いですよね。気になる方はまずはご相談いただければと思います
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