2023年本屋大賞受賞作
遅ればせながら
ようやく読了しました
ブロ友さんのご感想や
周囲の友人達の感想は
絶対おすすめ!だったのに
なんですぐ読まなかったのか、、、
後半はタオルを首に巻いて
泣きながら読みました
老眼鏡曇る曇る
瀬戸内の海のなんと美しいこと
そして
タイトルが、そのまま
強烈なラブレターであったと気付き
号泣しました
凪良ゆうさんには本当にやられる
素晴らしい作品でした
『汝、星のごとく』凪良ゆう著
暁海も櫂も、いわゆる
毒親のもとで必死に生きています
2人の人生を追った作品だけれど
恋愛だけを描いてはおらず
どんな環境にいても
誰かひとり、まともな大人が
まともな声かけをしてくれて
見守ってくれたら
なんとか生き延びられるのでは?と
希望を持たせてくれるお話でした
親との関係を
簡単に断ち切ることが出来ない
2人の心うちの描写が
あまりにリアルで
可哀想で仕方ありませんでした
親子関係に複雑なものがない
50歳すぎのおばさんは
どうしようもない親でも
放り出せない子供達の優しさの裏の
脆さを目の当たりにして
自分の不甲斐無さを痛感しました
でも主人公2人は
ちゃんと自分の足で立ち上がり
前を向きます
暁海に、櫂に
北原先生がいて本当に良かった
苦しんでいる子供達みんなに
先生みたいな人がいたら
どんなにか救われるだろう、と
思わずにはいられませんでした
凪良ゆうさん、すごい作家さんです