明けましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします
静かでのんびりしたお正月でした
箱根駅伝、大八木監督良かったですね
個人的には中央大の吉居兄弟を
楽しみに観戦しました
面白かったなー
年明け最初の読書感想は
初読み作家さん、窪美澄さんの作品です
昨年末にNHKのニュース番組で
インタビューに答えてらした窪さん
明日もう1日だけ頑張ってみようかなと
読んだ人が感じてくれるものを
描いていきたいとのことでした
お子さんを亡くされていたり
離婚を経験されていたり
人の悲しみや苦しみをご存知なのでしょう
落ちついた優しそうな佇まいが素敵です
作品にも滲み出ていました
『よるのふくらみ』窪美澄著
同じ商店街で育った
みひろと圭祐、裕太の兄弟と
その家族達の有り様が描かれています
みひろと圭祐は同棲中ですが
性生活が無いことに悩むみひろ
圭祐は優しく頼もしくハンサムで
申し分のない男性です、が
彼なりに悩んでいます
裕太はみひろのことが大好きなのに
兄との結婚が決まっているため
そっと彼女を見守っています
お互いの両親や
商店街の幼馴染たち
みひろの勤務先の保育園の先生たち
皆さん何かしらを抱えていて
言葉にしたりしなかったり
圭祐たちの父親の浮気相手である
アリアさんのセリフ
「誰にも遠慮はいらないの。
なんでも言葉にして伝えないと。
どんな小さなことでも。
幸せが逃げてしまうよ。」
これだわ、と思いました
察して欲しいと思って待つより
ちゃんと伝えることは大切です
何度でも話さないと
分からないことばかりですもんね
ラストはほっこり出来ました
あたたかな終わり方で良かった
気に入ってすぐブックオフへ行き
直木賞受賞作品を購入しました
早速泣いてます笑