だいぶ前にとっても売れた本、
ということは知っていましたが
小中学校の推薦図書として
未だに読まれ続けていることまでは
知りませんでした
みなさんからかなり遅れて
文庫版を読了です
友人が貸してくれた数冊の中にありました
文字が大きく、ストーリーもわかりやすく、
子供が小学校の高学年くらいで
しかも女の子だったら
そっと薦めたかな?と思います
「西の魔女が死んだ」梨木香歩著
中学校に入学してすぐ
不登校となったまいは
田舎の静かな山間で暮らす
英国人の祖母の元で
初夏のひと月を過ごします
魔女の家系であることを
密かに教えられたまいは
魔女となるべく修行に励みます
大好きな祖母との不本意な別れと
その2年後に起きた
祖母との約束の結末
偉大なおばあちゃんに包まれて
貴重な時を過ごしたまい
生きていく上で
いちばん大切な根っこの部分を
西の魔女からプレゼントされた彼女は
きっと立派な大人になるのでしょう
魔女の修行は
いつの世でも不変である
生活の基本の繰り返し
早寝早起き
しっかり食べて
しっかり眠る
ここにはとても共感しました
子育てをしてきて気づいたのは
退屈なように見えても
判で押したような日々の積み重ねが
その先を作る、ということ
そして体力あっての気力という真理
当時はそんなことを
深く考えていた訳ではありません
バタバタで必死でした笑
今だから言えるのかも?しれません