朝日新聞に連載中から
大反響だったというエッセイ
2020年に亡くなられた
ご主人で作家の藤田宜永さんとのことを
美しく静謐な文章でお描きになっていて
ひたすら泣きました
まだ2月ですが
今年最も忘れられない作品になりそうです
『月夜の森の梟』小池真理子著
とにかく良く会話をなさるご夫婦とは
何かで目にして知っていましたが
ひとりになり、毎晩話していた相手が
この世にいない現実を思い知らされる辛さ
今の私には想像出来ません
寂しさ、喪失感、無力感を抱えながらも
生活を変えずに
そこに立っている小池さんは美しく
哀しみの中にいる彼女の
作家としての凄さをあらためて感じました
迷わず購入して良かったです
いつかまたその時、その時に
ページをめくることになるでしょう