上半期の1位 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。





2020年現時点での第1位👏

このボリュームを夢中になって一気読み
夫と次男と買い物へ行く予定も
平謝りで免除してもらって
ひたすら読み耽っておりました

他の音が聴こえなくなる程
集中出来る作品にはなかなか巡り逢えません
どっぷり入り込めた時の満足感といったら!
なんて楽しいんだろう

大好きなマダムM様からお借りした翻訳物
帯には2019年
全米で1番売れた本、とありました

納得の面白さでした!


『ザリガニの鳴くところ』
ディーリア・オーエンズ著 友廣純訳


1952年
ノースカロライナ州の海岸沿い
湿地で暮らすカイアは
家族に見捨てられ、わずか6歳で
ひとり生きていく羽目に、、、
村人からは「湿地の少女」と蔑まれ
湿地や海辺に生息する動物、植物が
彼女の隣人であり友人です

1969年
カイアの暮らす村で青年が亡くなり
湿地の女、に疑いの目が向けられます
果たしてカイアの犯行なのか?


この作品は色々な視点から堪能出来ます

●湿地に住む孤独な女性の人生録
としての面白さ

●湿地帯の季節ごとの植物の変化、
動物達の習性など自然の雄大さを
感じることが出来る
↑著者が動物学の専門家

●1950〜60年代あたりの
アメリカ東南部の人種差別事情を
知ることが出来て非常に興味深い

●特筆すべき最大の読みどころは
ミステリーとして抜群に面白い!!
カイアがどうなってしまうのか?
後半は息をのむ驚きの展開です

ラストで私はガッツポーズしました 
最高に楽しい読書でした!





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