戦国、まずい飯 / 黒澤はまゆ | 我が家の本棚

我が家の本棚

大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。






こんにちはー
暑いですね
マスクすると汗だくです




さてラジオで紹介されていた一冊です
著者の黒澤さんご自身も出演されていて
お話が大変面白く、すぐ注文しました
戦国時代がお好きな方向けです

文献、資料、専門家etc..手堅く取材した上で
当時食されていたと思われる料理を再現
圧倒的に調味料の種類が少ない食事は
読んでいても旨味や塩気が足りない〜
黒澤さんチャレンジャーです

歴史上の人物達も
こんなに食べにくいものはない!とか
土壁かと思った!とか
まずい、殺せ!とか
言い放ってますw



『戦国、まずい飯』黒澤はまゆ著


戦国時代の戦場では
みんな何を食べていたのか?
携帯食の話や
有名武将の好物の話や
庶民の慎ましやかな食生活の話
お酒、味噌、糠味噌、色々登場します

最初に紹介されていた赤米
現在のものとは全く違っていて
噛んでいても全然旨味がなくて
食べる喜びがちっとも湧いてこない
と感想が描かれていて爆笑

味噌汁もダメ
糠味噌の汁が当たり前だったそう
薄〜くて口当たりがザラついて
美味しくない、と

伊達政宗や徳川家康の尽力で
だんだん大豆味噌や豆味噌の味が
良くなっていったとありました
味噌は栄養補給に最強だそうです!


コロナ禍とはいえ
家で美味しいご飯を食べられるので
不満が溜まることは余りありません
我が家近辺にUberは来てくれませんが
都内や便利なところに住んでいれば
食べてみたかったお店の味を
試したり出来る現代
戦国時代の日本人からしたら
まさに天国でしょう

昔の人の
貧弱な食生活とは比例しない活力に
ただ驚嘆するばかりです