平成猿蟹合戦図 / 吉田修一 | 我が家の本棚

我が家の本棚

大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。








こんにちは
五月晴れ、気持ち良い風〜


毎日料理ばかりしている感じです
寮生活を一時的に切り上げて
自宅でオンライン授業を受けている長男は
痩せているのによく食べます
作っても作っても何も残らず…
家族4人、毎食一緒に食べることが出来て
ありがたい気持ちになりますが
これじゃあ母ちゃんますます二の腕太くなる




さて読書は
吉田修一さんの作品を読了しました
今回は『横道世之介』の香り漂う
ポジティブ吉田バージョン♫
登場人物の善人率が高いと
読んでいてホッとしますね


『平成猿蟹合戦図』


歌舞伎町のクラブで
バーテンダーとして働く純平は
轢き逃げ事故を目撃しますが
後日の報道で
捕まった犯人は別人と気付き
大金を手に入れようと真犯人探しを開始

相手が見つかり3千万円を要求するも
事態は全く違う方向へ動き出します

純平はチャラくて軽いのに
不思議と人を明るくする人物で
仲間の朋生と妻の美月、
クラブのママさんやヤクザの高坂、
チェロ奏者の湊と
敏腕マネージャー園夕子、
湊の姪の友香、
秋田にいる湊の祖母サワ、
みんな彼と出会って
心のどこかを動かされます

歌舞伎町のバーテンダーが
地元秋田から衆議院議員選挙に出馬、という
突拍子もない展開にも
ついつい純平を応援してしまいました

読了後にブックレビューを
チェックしてみますと
評価はわかれていました

私は楽しく読んだ派です(^-^)ノ〜