先日ブロ友さんが
ご感想をアップされてました
偶然、同じ本を読んでましたので
ビックリ(*≧∀≦*)
著者は漫画家のヤマザキマリさん
この本は子育てや女性の自立を支える
ハウツー本ではない、と前置きし
自分や子供の未来に対して
どこまでも開かれた、風通しの良い気持ちに
なってくれたら嬉しく思う
と述べられています
読了後の満足感といったら!
最高に風通しの良い気持ちになりました!
贅沢を言えばもっと早く
このエッセイ、描いて欲しかったです
子育て真っ最中に読みたかったなーーー
『 ヴィオラ母さん 』ヤマザキマリ著
ヤマザキさんの過去のエッセイにも
何度か登場している型破りでカッコいい
ヴィオラ奏者のお母さん、リョウコさん
マリさんと妹さんのお子さん2人を
どのように育ててきたのか
リョウコさんがどのように生きてきたのかを
カラッと清涼感漂う筆致で
描いていらっしゃいます
幼い娘2人を抱えた若きシングルマザーは
縁も所縁もない北の大地で
札幌交響楽団の第1期メンバーとして
馬車馬のように働きます
木々をなぎ倒すようなエネルギーと
子供に対して言い訳しない凛とした姿勢
女手一つでの子育ては
周囲からの冷ややかな視線もあり
時には子供達に皺寄せがいってしまい
かわいそう、と思われそうですが
悲壮感は全くゼロ
リョウコさん自身が
音楽家としての生き方に誇りを持ち
その暮らしを謳歌しています
子供達を子供扱いせず、慈しみ、強制せず
自立出来る大人となるように
様々な体験、経験を積ませていきます
一般的な考え方ですと
なかなかリョウコさんのように
シンプルで力強い子育てをする勇気は
持てないかもしれませんが
リョウコさんの子育てを知ると
親子の時間がたっぷりなくても
細やかな育児が出来なくても
大きくゆったりと子供を愛して
信じてあげれば大丈夫、と
自信を持てるかもしれません
サーーッと胸の内に
爽やかな風が流れ込んで
本当にスカッとした気分
文章の合間に短い漫画が挟まれていて
そのリョウコさんの描写が
可笑しくて可笑しくて 笑笑
ダイナミックなお母上!
大人が
人生を豊かに楽しく生きる姿は
いつか大人になる子供達の
指標になります
辛いことも悲しいことも引っくるめて
それが生きることだと
下を向かずに引き受けていきたいです
リョウコさんのように!
ああ!楽しい読書で大満足です!!