おはようございます!
今日は次男君の体育祭、の予定でしたが
悪天候のため明日に延期となりました
お弁当作りのため早起きしたけど
時間出来たので読書
昨年初めて読んで魅了された
アンソニー・ドーアさんの本です
今回は短編集、幻想的でした
『 シェル・コレクター 』
◉貝を集める人
◉ハンターの妻
◉たくさんのチャンス
◉長いあいだ、
これはグリセルダの物語だった
◉七月四日
◉世話係
◉もつれた糸
◉ムコンド
例えば表題の「貝を集める人」
ケニアの孤島で暮らす貝類学者の
年老いた男性の話
偶然居合わせた旅行者の病を
ある貝で治してしまったために
メディアの注目を浴びることになり
静かだった暮らしが一変してしまいます
あらすじは↑こんな感じですが
圧倒的な自然描写と巧みな心理描写により
夢想的、幻想的な美しい詩のようです
どの物語も実は設定は現実的です
親子、夫婦、姉妹、難民、友人、
近しい人との間に産まれる
感情のうねりが話の核なのです
ただあまりに自然の描写が
細やかでありながら雄大なために
別の世界の不思議な出来事に感じられ
うっとりしてしまって
あれ?なんだったっけ??と
肝心な部分を忘れそうになりました 笑
日本人の作家さんで
こういう表現、こういう物語を綴る方を
全く思いつきません
*私の中途半端な読書歴では、が前提
ドーアさんの世界観に触れると
一冊の本で
私たちはどこまで行けるのかと
喜びを感じずにはいられません
凄いなぁ、、、