七帝柔道記 / 増田俊也 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。







こんにちは!
四月に突入しましたね〜


昨日は長男の入学式でした
6年間ガチガチ仏教系の学校だったのに
大学の入学式で聖歌を聴きアーメン
なんだか節操無いよね、と苦笑いです
充実した学生生活となりますように

明後日から学生寮に入るので
⇧半ば強引に家から出すことにしました(๑˃̵ᴗ˂̵)
お兄ちゃんの子育ては8割終了?かな

そんな息子に
この本を持っていくよう伝えました
数年前にブロ友Cちゃんさんが
ブックランキング1位に選んだ作品です
心底納得しました

著者のベストセラー
☆木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
の更に上をいく内容でした



『 七帝柔道記 』増田俊也著


増田氏の自伝的小説
北海道大学柔道部での
約2年間の日々を綴った作品です

ズバリ‼︎
すっごくすっごく面白かったです‼︎
とってもとっても素敵なお話でした‼︎

七帝柔道とは
北海道大学、東北大学、東京大学、
名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学
の旧帝国大学七校のみが参加する柔道大会

現在私達があちこちで目にする柔道の試合は
講道館柔道といって立ち技がメインの柔道で
歴史ある高専柔道の流れを汲み
立ち技でなく寝技が中心の柔道が七帝柔道

白帯から始める選手でも
練習量次第で強くなれる柔道とありますが
だからこそ
その練習の壮絶さといったらもう凄いの何の
なぜそこまで!?と
思わずにはいられません

読み進めるうちに
どっぷりこの世界に浸りました
柔道部の先輩や同期の仲間、可愛い後輩
北大柔道部を支えてくれる様々な大人達
登場人物それぞれの
人間的魅力にやられてしまいました
青春グラフティーと表現するには
あまりに痛々しくお洒落でもなく
大きな男子学生達の
汗と涙と血が滲んでまして、その中に
笑いあり涙あり夢あり希望あり
哲学あり教訓あり

ああなんと楽しい読書時間だったか!

Cちゃんさんは
昭和臭漂う男達の話を好むご自身を
マイノリティと感じてらっしゃるご様子
いえいえ
ここに1人おりますわ!
昭和義理人情青春男臭物語を愛する女が!

増田氏がたった5歳しか違わないことに
結構衝撃受けましたけど  笑笑
Pさぁん、無頼漢好きにはどツボですよー♡