安曇野の白い庭 / 丸山健二 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。




個性という言葉に
どなたかを当てはめるとしたら
この方を迷わず思い浮かべます

好き嫌いでの評価など
小さなことなのかもしれません
ご自身で決めた生き方を貫く姿勢に
ただただ圧倒されます


身内にいたら大変でしょう  笑


丸山健二さんが造り上げた
大変ワイルドで美しいお庭を見たら
何も言えなくなります

長野の田園地帯に暮らす作家が
人生も後半を迎え
ボロボロになった自宅の改装を決意
趣味とはいえない本格的な庭造りは
家の改装を機にさらにエスカレート

ガーデニングなどという言葉では
到底言い表せない庭造り
体を酷使し、体脂肪が減るほどの肉体労働

木々の植樹の紆余曲折、
田舎への不満、木や花へのこだわり、
真面目なのにどこかユーモラスです

人から借りて読みましたが
昨日、新しい一冊を購入しました




『 安曇野の白い庭 』丸山健二著



内容紹介より。。。
北アルプスの麓で想像力の極限に挑み続けて30年。小説家は、ついに究極の趣味と出会った。純白の花、雑木の若葉、木ぬれにさえずる小鳥、花吹雪を呼ぶ風…生の悦びを歌う楽園を自らの手で造る日々。育て上げた逸品の数々もカラー写真で紹介。著者初めてのガーデニング・エッセイ。



ここまでこだわる熱意に
脱帽です
写真集も出ているそうですし
YouTubeで
丸山健二の庭、と検索すると
彼が造り上げた白い花の咲き乱れる
それはそれは素敵な庭園を見る事が出来ます

所々に
ご自身が暮らす田舎の閉鎖性や陰湿さに
言及している表現があり
その部分も大変読み応えがあります
そこに暮らしながらも
言わずにはいられないレベルなのかしらと
他人事ながら怖気付いた次第です



丸坊主の強面ww
ご存知ない方はぜひ検索してみて下さいね
色々言われてしまう作家さんですが
私は丸山健二さんの発言を
あれこれ否定しない派です(^ω^)