広島カープ
25年ぶりのリーグ優勝
本当におめでとうございます
こちらの作品は
優勝が決まる前に読了しました
感慨もひとしお(T_T)
弱小ビンボー市民球団が
初優勝した時のお話です
ちなみに赤ヘル軍団がやたら強かった時代
北別府さんが大好きでした
ファミスタで自分が使う投手は
きたべぷ?だったか きたへふ?
可愛く文字られた北別府を愛用www
なっつかしーーーーーっ‼︎
「 赤ヘル1975」重松清著
1975年の広島が舞台
父親の怪しい転職のせいで
広島に引っ越してきた中1のマナブは
野球少年のヤスと
新聞記者を夢みるユキオに出会い
新しい土地に馴染んでいきます
巨人ファンのマナブですが
ヤスとユキオは強烈なカープファン
街全体もカープファン
巨人ファンなどと口にできる気配は
微塵も無く
カープカープカープ、、、ちょっとずつ
洗脳されます(笑)
しかもこの年のカープは
まさかというくらい強い!
カープが勝ち進むごとに
街は熱気を帯び盛り上がっていきます
悪口じゃないですよ!
この作品に描かれていることです!
まあ、広島ファンの激しいことwww
あまりの荒っぽさに大爆笑です
キックの宮?
大暴動?
カープネタで笑いたい方はぜひどうぞ!
ペナントレースと平行して描かれるのは
原爆投下から30年後の広島
重い歴史を抱えています
原爆投下はたかだか30年前のこと
建物も人も当時の気配を消すはずもなく
マナブの転校先では
千羽鶴が折られ
平和について学ぶ時間があり
生徒の家族、親戚には
原爆の被害者をはじめ
戦争の犠牲者がたくさんおり
あらためて
あの戦争とは一体なんであったのか?と
考えざるを得ません
ただし筆致はいたって淡々としています
重松さんです、はい
関東育ちですので
広島の教育現場の描写は
あまりに知らないことばかり
不勉強を痛感しました
猛省(-_-)
やはり広島へ行かなくては、と思います
カープが優勝するまで、と
マナブがまた転校するまで、の
ほんのわずかな月日の物語
最後まで淡々と
でも主人公のマナブにとっては
どれほど色濃い日々であったのか
質の良い作品でございました!
あっさり読めましたが
手に持つとかなりの分量
ページ数なんと
630ページ、文庫にしては厚い!