ようやく手に取りました!
読了後には
ご紹介下さったブロ友Cちゃん、Pさん
お二人の感想を再読に訪れ
うんうん、その通りだった(泣)と共感し
主役の鷹野に対して
これから風間並みに応援するわ、私!と
心に誓ったのでした
吉田修一さん『太陽は動かない』
産業スパイの鷹野が活躍する物語の
前章、プロローグでもあります
『 森は知っている 』
胸に爆弾を埋め込まれた状態で
産業スパイとして暗躍する
鷹野一彦の生い立ちと
水利権に絡んだ取引から巨額の利益を
得ようとする人間たちの駆け引き
鷹野は石垣島よりさらに南の
南蘭島に住む高校生
事情のある子供達が暮らす集落で
知子ばあさんと生活してます
島の人達は本当の事情を知らず、、、
集落では特殊機関のスパイを養成していて
鷹野と、同級生の柳もスパイの卵
彼らの高校生らしいやり取りは
可愛らしく純粋で
裏側を知る読者はなんともやるせない(泣)
スパイを養成しているAN通信
この機関が育てるのは
虐待や育児放棄にあった子供達ばかり
鷹野の幼少期は悲惨の一言で
AN通信の風間に引き取られてからの
鷹野の激しい反抗期には
憐憫の情だけが湧き
ただただ本当にかわいそうで
こんな事情を抱えて
よく生き抜いてくれた、と
それしかありません
スパイとして独り立ちする時が突然
鷹野に訪れます
知子ばあさんとの別れ
ばあさんのセリフに号泣T_T
そうだよ、そうなんだよ、
おばあちゃんの言葉を忘れないで!
結末に進むにつれ
意外な展開があり
スパイ小説としての読み応えもバッチリ
太陽は動かない、に出てくる
ナイスな韓国人キムも登場
あっという間に一気に読み終えました
大大大満足ーーー❤︎❤︎❤︎
ああやっぱり鷹野は素敵
ジョーカーゲームの結城中佐レベル
このシリーズはオススメです!
さてさて色んなことが起きてます
一昨日、義母が骨折して入院
義父が退院してようやく落ち着いた矢先
次から次へと交互に病気やら怪我やら
そういう年回りなのかな
やれる範囲でやれることをやります
誰でも何かしらありますもんね
色んなことを抱えると
色んなことを考えます
しがらみやら事情やらあれやこれや
自分のことだけ考えてはいられない現実
それは色んな人と
かかわりがあるということ
身軽でないのは
少しはまともに世間とかかわっている証し
私も妙齢のそれなりの大人になれた、
そういうことなんだと
思っていいですかねー、、、