父という病 / 岡田尊司 | 我が家の本棚

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お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。






おはようございます~
寒い日が続きますね





ラジオで武田鉄矢さんが
面白かったと仰っていたので
購入してみました
岡田先生の本は「愛着障害」以来


『 父という病 』岡田尊司著


内容紹介より。。。
かつて、家族にとって絶対的な存在であった
父親は共同体の崩壊とともにその役目を
少なくしていった。
しかし、父親との葛藤から開放された
子供たちは、母親との密着を強め、
精神の安定を得るどころか
人間関係の構築に支障を来たし始める。
父親が果たすべき役目とその変遷、さらに
「父親の不在」から、知らぬ間に現代人を
蝕む病の正体と救済の道を探る。




ふーむ、興味深い内容でございました

父親って必要?
答えはもちろん必要です
(離婚、死別、様々な事情を考慮して
書いてありますのでひとり親を批難したり
してません、ご安心を)
母親の役割と父親の役割が違うとは
薄々気づいてましたけれど
へぇぇということがいっぱいです 

長男が中学に入学した直後から
旦那さんに何度も何度も注意されたのは
「とにかく構うな。自分でやらせろ。
あれこれ口を出すんじゃないよ。」
わりと??素直なおばさんでして(笑)
はーい(-_^)と返事をして
言いつけを守ってきました
この本を読む限り
あながち間違ってはいなかったようです
そして息子たちにとっては
程良い距離感のある父親なので大丈夫そう
ありがたいことです

各界の偉人、有名人の父子関係が
紹介されているのですが
驚くようなエピソードばかりです

画家ピカソと父親ホセ
精神医学者ユングと父パウル
作家ヘミングウェイと父エド
平和活動家ガンジーと父カラハムチャンド‥

皆さん親子関係で相当ご苦労なさってます
名を残す大きな業績実績ある著名人でも
背景に円満な家庭がある訳ではない事実に
衝撃を受けました
☆父親の問題は母親の問題と切り離せない
☆自分の親と問題があった場合
自分の子供との関係にも歪みが出る場合と
経験が反面教師となり歪まない場合がある
☆パートナー選びに悪影響が出る可能性有

父親が変?でも
母親がしっかりしていれば大丈夫、と
思われがちです
実際ちゃんと成長出来るケースは
沢山あるでしょう
ですか、父親との関係性は
社会に出てからの人間関係に
重要な役割を果たすそうなんです
多少なりともこの本で紹介されている
様々なケースを知っておくことは
無駄にならないと感じました
お子さんのいらっしゃる方はもちろん
パートナーとお二人で生活なさっている
方々にも異性を理解する上で
参考になる内容でありました(^人^)




久しぶりに更新しましたので
ちょっと長文、話題逸れます

友人の旦那さんが浮気しまして
一応落ち着いたのですが
思春期の息子さんが落ち着かなくなってます
友人は我慢強くて優しくて働き者
聞けば今までも色々しでかしてきたご主人
その都度
友人は我慢して許してきたようです
息子さんからみる父親ってどんななんだろう
他人事ですが
この本を読んであれこれ考えました

人は自分がもっている気質性質だけで
形作られるわけではありませんよね
親のメンタリティ
子育ての方針、環境、家族関係
様々な要素の集合体です

自分が変われば相手も変わる、と

耳に心地良い言葉がありますけど
いやぁそんな簡単に人は変わらんよ!と
つくづく思います

捉え方や考え方を少しずつ違う方向へ
慣れさせていく、折り合えるように諦める
など時間と訓練で変わる部分はあります
自分も以前に比べたら
許せる部分や良い意味で諦めることが
出来るようにはなってます 
敢えて気にかけないようにする、
気付いてもやり過ごす、
上手く忘れる、etc.......
でも本質的なところを変えるのは難しい
性根の暗い人がやたら明るく、とか
不安症の人が何も心配しない、とか
⇧このような部分は別に変える必要も
ないですね、悪いことしてない

ズルいことをしてきた人が 
ズルいことをしなくなるのかなぁ
自己評価だけ高く自分に甘い人が
謙虚で腰低く自分に厳しくなるのかなぁ

夫婦のことは夫婦にしか分からず
余計なことは言えませんが
奥様の小さな変化じゃ
旦那さん変わらないと思います
夫婦のことだけでなく
ある程度年齢もあがってきてるのに
自分のことで堂々巡りしてる人も同じ
変わらないような気がします
もしかしたら
本当は変わる必要がない?