だいぶ前に読んだ
『珈琲屋』シリーズ第一弾
確か主人公は殺人の前科があったっけ、、、
義母から借りました
この作品好きみたいです(^-^)
シリーズ第三弾
「 珈琲屋の人々 宝物を探しに 」池永陽著
かつて地上げトラブルが原因で
行介の暮らす商店街の女子高生が
ヤクザに乱暴され自殺した
彼女を襲った男を思い余って
殺めてしまった行介
模範囚として服役し刑期を終え
商店街に戻り
亡き父が残した喫茶店を再開
殺人者としての過去を背負い
珈琲屋のマスターとして
静かに真面目に暮らす日々
第三弾は
行介を一途に想う冬子との関係に進展あり
幼馴染の島木は浮気が原因で一悶着あり
元刑務官の初名が行介の前にあらわれ
自身の悩みを打ち明け、ひと騒動あり
その他、商店街では小さい事件あれこれ発生
塾の先生が生徒と一緒に立てこもったり
スーパー近くでボヤ騒ぎがあったり
古本屋の奥さんが家出したり
シリーズも終わりでしょうか
明るい未来を感じさせるラスト
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
珈琲屋を舞台にした連作短編集
色々些細なトラブルが起きるのですが
なんとなく解決します
えー、なんと申し上げたら良いのやら
うー、トラブルの元になる登場人物の皆さん
ふー、ちょっと浅すぎやしませんか
あのぉ、展開がなんだかなぁ
毎度オチもなんだか腑に落ちなくて
スッキリしなかった⁈かなぁぁ
行介と恋仲の冬子は
後ろめたい過去を持っています
彼女のセリフに
人でなしなら人でなしを貫け
ただし耐えて愛する人を守り
後戻りするな
みたいなのがありまして
その言葉には考えさせられました
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
正直で誠実であるべきだ、とか
清い心でなくてはならない、とか
正論を正論として熱く語られると
ちょっと警戒します
最近色々と嫌な事件のニュースを
読んだり見たり聞いたりするたびに
人間はそもそもそんなに上等には
出来ていないんだよな、と思います
何かの折には間違う生き物だ、と
忘れないようにしたいとも思います
誰もが長所と短所、
清濁合わせ持っています
歳を重ねて色々な人と関わり
色々見聞きするたびに
綺麗事だけのはず無いもんね、
みんな色々あるんだから、と納得
もちろん私自身にも
人には見せないブラックな一面もある訳で…
短所も分かって付き合ってくれている
友人達に心底感謝しつつ
私も友人達に対して同じように
寛容でありたいと思いました
冬子のセリフから
あれやこれやと思いを巡らせつつ
でもでもやっぱり
正当な理由があったとしても
激しい前科がある男性とは
結婚出来ないよなー、なんて
まっとうな感想を吐いておしまい
こんな稚拙な感想文
お読み下さりありがとうございました(汗)