流 / 東山彰良 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。




おはようございます~


連休いかがお過ごしですか?
我が家は長男が部活三昧のため
祖父母とのお墓参り以外は
ウォーキングに出かけたり
ドライブがてらアウトレットへ行ったり
ダラダラ読書したり、の休日です

早めに飲み始めるので
早々に酔っ払いo(^_^)o
マダラな記憶もなんのその
懲りずに毎晩飲んでますwww


3分の2残っていた読みかけ本を
一気に読み終えました
話題になった直木賞作品です


「 流 」東山彰良著


1970年代の台湾が舞台
高校生の葉秋生は
死線を潜り抜けて台湾で一旗あげた祖父の 
日々の言動に振り回されながらも
普通の、退屈な高校生活を送っていた

その祖父がある日
何者かに惨殺される事件が起きる

祖父の死がきっかけとなり
秋生はズルズルと堕落していく
退学、喧嘩、兵役、失恋、、、、、

祖父を殺した真犯人は?
苦い青春の結末は?




(^-^)この本
主人が帯につられて購入してきました

二十年に一度の傑作*北方謙三
これほど幸せな読書は何年ぶりだ?*伊集院静
エンタメ界の王貞治になって*東野圭吾

などなど
好きな作家さんたち大絶賛でして
ワクワクで読みました



まず
ミステリーとしてとても面白かったです
祖父殺しの犯人は
後半薄々わかってしまいますが
犯人を上回る祖父の度量に感服
そして
ダメダメな秋生の
青春時代がなんとも人間臭くて良かったです
親子関係や友情にも
何かと暴力が絡み
あぁ、なんとまぁ激しいこと、、と
呆れてしまう場面もありましたが

目に見えないものを馬鹿にせず
(幽霊やコックリさんが登場するんです)
真面目に悩む姿は育ちの良さが感じられ
読んでいて不快にはなりませんでした


特筆すべきは
台湾の歴史を少し学べたことです
中国と台湾の関係
台湾に逃れた国民党と
元々台湾に住んでいた民族との関係
蒋介石亡き後の台湾の空気や文化
日本に統治されていた時代を
悪く思っていない人々もかなりいたこと

どれもこれも知らなかったことばかり

歴史を知るって大切ですね
とても勉強になりました!




だけど~~~ラララ~~~
北方先生の仰る「二十年に一度」は
明らかに盛り過ぎ  笑
個人的には
今年読んだ本ベスト10に選ぶかどうか⁈

いつだったか友人から貰った
台湾のお土産が最高でした
台湾土産=パイナップルケーキ=普通
この図式を覆す美味しさ!
台湾のホテルオークラ、ベーカリー部が作る
素敵な包装紙のパイナップルケーキは
そんじょそこらの台湾土産と違いますっ‼︎
また食べたいなぁぁ






連休最終日ですね
良い一日になりますように(^_^)ノ~