火花 / 又吉直樹 | 我が家の本棚

我が家の本棚

大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。





あまりの暑さでブログも滞りがち
読んだ本は積み重なり
読みかけの本はさらに積み重なり、、、


ただただ暑い!
もう許して下さい(泣)




文藝春秋9月号は
芥川賞2作品全文掲載の上
日航機墜落事故から30年
生存者川上慶子さんのお兄様が
文章を寄せてらして
読み応えのある内容です
{5B8EC9AD-636E-4658-A198-1981B8D13DA9:01}



話題沸騰の又吉さん
遅ればせながら
「火花」
読了しました



売れないお笑い芸人の僕は
熱海の花火大会で知り合った
先輩芸人の神谷を師匠と仰ぎ
神谷のそばで
たくさんの時間を過ごす。。。

神谷のお笑いに対する姿勢、生き方
僕と神谷の関係性。。。

2人のことを書いた物語






☆あくまでも個人の感想ですのでご容赦を


ここ最近毎回感じる芥川賞への印象を
又吉さんは変えてくれるかも!と
期待大でしたが
印象は変わりませんでした

そして例のごとく
芥川賞作品と同時に掲載される
審査員の先生方の選評
これは嫌なら読むなと叱られそうですが
とにかく感じが悪い
冷静に、だけど愛情を持って駄目出しする
作家さんも数名いらっしゃいますが
人が一生懸命書き上げたものに
あれこれ言わねばならないって
うーん、これはご自身が
相当成功していないとキツイ
それでもイチバンノコクヒョウシャだった
石原慎太郎さんがいなくなったので
少しはマシかな

一応、選評を読んでから作品を読みました

200万部突破です、すごいです
普段本を読まない方々も購入されているとか
このお話
普段本を読まない方には
なかなか厳しいんじゃないかと
感じたのは私だけではないでしょう
又吉さんのシュールなお笑いセンスが
理解出来ないというかお好きでない方とか
拘泥、とか、泥濘、とか、按排、とか
読むのが億劫な方とか
句読点の少ない文章が苦手な方はちょっと。

神谷の語るお笑いとはなんぞや?や
僕、が神谷を崇拝する理由が
すんなり入ってこなくて
物語にどっぷり浸れなかったのは残念

この関係性をこのページ数でずっと、は
長すぎるような気がしました
後半の後半
神谷の豊胸ってなんでー???
小説は最後が要ですよね
後味が悪いわけではないのにこれまた残念

でも
又吉さんが一生懸命書いた作品
本を愛する彼の文章には
真面目さやひたむきさがあり
もちろんユーモアもあり
もどかしさもあり
色々な要素が詰まっておりました

面白いエッセイを書く又吉さん
次作の小説、期待して待ってます!





川上慶子さんのお兄様
川上千春さんの独占手記は
今夏、読むことが出来てよかったです
ありがとうございます