聖の青春 / 大崎善生 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



こんにちは(・ω・)~
早いもので明日は節分ですね


今年に入ってから
良質な本を
立て続けに読んでます
ブロ友さん達が
ブログで高評価をつけた作品は
ハズレがなくて本当にありがたいです


今の段階で
今年のベスト3に入りそうな本を
読了しました


『聖の青春』大崎善生著

第13回新潮学芸賞受賞作
…将棋界の最高峰A級に在籍したまま
29歳の若さで逝去した村山聖(さと
し)
ネフローゼという重い病を抱えながら
親元を離れて奨励会入りし
在籍わずか2年11ヶ月
17歳で新4段となりプロデビュー
将棋界に大きな足跡を残した彼の一生を交流の合った大崎善生氏が
愛情と尊敬を込めて綴った一冊


子供の頃から入退院の繰り返し
入院中、将棋と出会い
それから人生全てが将棋となる聖
お金とか名声とか
他人の視線とか思惑とは
一切無縁
ひたすら将棋のために努力する聖

彼の周囲には
愛情深い両親、きょうだい、師匠
彼の努力を理解し讃える仲間がいて
ほんわりと絶妙な距離をとりながら
彼を支えます

「村山さんと同時代でともに戦えたことを私は心から光栄に思います」
ライバルであった
羽生善治氏は語っています…


(。>0<。)
いやぁ、もう本当に良い本でした!!
村山さんご本人の愛嬌たっぷり
チャーミングなお人柄はもちろん
彼の世話にあけくれる森師匠の優しさ
ライバルたちとの白熱した戦い
両親の深く限りない愛情

素晴らしいエピソード満載
読み始め前半124ページ
入院中の村山さんの頭を
森師匠がなでるところで
すでに号泣

ラストへ向かうにつれ
読む速度が異様に遅くなり
読みたいのに読めない!
読んだら彼の人生が終わってしまうのが怖くて可哀想で…

泣いてしまいましたが
読後感の爽やかなこと!!
こんなに素敵な若者がいたのだと
一冊の本に教えてもらいました

彼の姿は見えなくなっても
彼は消えずにどこかにいるような
そんな気がします


またまた読書の素晴らしさを痛感!



♥♥♥話題チェンジ~♥♥♥(^-^)/

実は最近
お仕事でシフォンケーキを焼いてます
なんとかプレーン味をマスター!
photo:01



ココア味はまだ売り場に出せません
今週も特訓受けて再チャレンジ
頑張ってきますー(`_´)ゞ

皆さんも
良い一週間をお過ごし下さいね♥




























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