人間にとって成熟とは何か/曽野綾子 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



昨日の話です(^-^)


実家に泊まっている
次男を迎えに行くため
午前中、電車に乗りました
事故があったらしく
ダイヤが大幅に乱れていて
徐行運転の各駅停車
何時に到着するのか分からないーっ
そこで(°∀°)b
急ぐ用事でもないわ♥と
思いっきり車内読書しました
はかどりましたよ~


曽野綾子さんの新刊

『人間の成熟とは何か』

帯に…

「もっと尊敬されたい」
この思いが自分も他人も不幸にする。

とありました
このような見出しで全18話
曽野さんがいつもいつも繰り返し
おっしゃっていること満載です

◎正しいことだけをして生きることはできない

◎権利を使うのは当然とは考えない

◎うまみのある大人は敵を作らない

◎甘やかされて得をすることは何もない

◎不純な人間の本質を理解する



などなど
φ(.. ) 心のメモ帳に書き留めて
おきたいお話があちこちにありました

「…私たちは先天的にも、運命的にも
常に中間の地点に立つようになっているのだ。私たちはいいばかりの人でもなく、絵に描いたような悪人でもない。よくて悪い人間なのだ。他人もまた同じだ。あの人もこの人も、似たりよったりなのだ。
大人にならない人は、この宿命的な不純で不安定な人間性の本質がよくわからないだけなのだ。私たちは相手と決定的にちがうこともなく、決定的に同一になれるわけでもない。ちがって当たり前なのだ。。。」

「大切なことは、お茶をいれて、すべての些細な対立は、強靭な大人の心で流してしまえるかどうかなのだ。」


本当に強くてぶれない女性です
「~なのだ!」と言い切れる材料を
沢山持っているところがスゴイ(>_<)
多少偏っているのもご愛嬌です

昔よりは肝も座り
おばさんになって図々しさにも
磨きがかかってきてはおりますが
戸惑うしぶれるし(>_<)なかなか
成熟した大人にはなれません

ただ最近よーくわかるようになったこともあるんです

遠くにいる人間ほど声が大きい、とか
本当に色々な方がいるので
余計な事や迂闊な事は言えない、とか

あっあと!

金持ち喧嘩せず(笑)これは事実
私は枠外ですけど\(//∇//)\
余裕があるってそういうことなのかな
と気づかされることが何度もありました
大人の余裕~~成熟にも繋がりますね
いつかなりたい成熟女性(^◇^)


やっぱり物事をよく考えるって大切
そのことを痛切に感じる一冊でした!




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