おはようございます~
曇り空の月曜日(´・_・`)
先週読了した本です
『しらかわ巽橋』水上勉著
出かける間際に
書棚からテキトーに掴んだ本
活字の小ささから
かなり古いとは予想してましたが
なんと昭和43年の作品でした
義母から大量に貰った本の中に
入っていたようです
(内容紹介より)
「京はな、花街がしんしょの町やさかいバアをひらくのやったら花街のど真ん中やないとあかん」
金に執念を燃やす母、勝代。
父の顔も知らず
母の夢の犠牲になる娘、島子。
男嫌いを通した7年間だったが、ある日島子は店の客、貝津に激しく魅かれ
本当の愛に目ざめていく。
愛憎に絡まれた哀しい母娘の
それぞれの生を、美しい古都の風物の
中に描く恋愛長編。
…古い小説に出てくる女性は
言葉使いや所作がキレイです
このお話は京都が舞台
京言葉でのやり取りのせいか
全体が湿気に包まれてます
お金と男で苦労してきた母、勝代は
必死で働きお金を貯め、さらに(~_~;)
娘、島子の身体をパトロンに売り
そのお金で
京の花街にバーを開きます
娘、島子はバーのママとして
才能を開花させお店は繁盛しますが
好きでもない男と関係を続けた
過去に傷ついていて
恋愛は未経験
島子の初めての恋
母との密着した関係
花街での水商売の過酷さ
会ったことのない父親のこと…
島子の心のうちが話のメインで
登場人物も少なく
大きな出来事は出てきません
お金に執着する母と
母のために生きてきた娘の
なんとも物悲しい様子に
どんより(x_x;)
島子の美しさと強さが救いです
最後に
起きないと思ってた
火サス?チックな“殺し”( °д°)
起きてました、まいったな
小さくまとめちゃってましたけどね
水上勉さんといえば
「飢餓海峡」
飢餓海峡といえば
「三国連太郎」
三国連太郎と飢餓海峡といえば
「太地喜和子」
太地喜和子さんの半生を描いた
長田渚左さんの著書
「欲望という名の女優」は
オススメの一冊です( ̄▽ ̄)!
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