仏果を得ず / 三浦しをん | 我が家の本棚

我が家の本棚

大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



長い連休でしたね(^_^)


今日は家事を急いで済ませ
読みかけの本に没頭
これまたほんとーに
ステキなステキな作品でした
読了後の爽やかさは
「風が強く…」に匹敵です(ノ´▽`)ノ

ありがとう、しをんさん!

『 仏果を得ず 』

本当に面白かった!と大声で言いたい!

文楽の世界を描いたお話です

……

大夫となって10年目の健(たける)
人間国宝で師匠の銀大夫から
実力はあるが変人と噂の三味線
兎一郎と組むよう命じられます

プリンばっかり食べてる無愛想な男
でも腕は抜群で本当は善人の兎一郎と
迷い悩みながらも努力を惜しまない健

この2人の成長物語ですが
登場人物達が誰もかれも魅了的です

師匠の銀大夫、かっわいいー(>_<)♥
やるわぁ銀ちゃん最高!
健が恋に落ちちゃうお相手、真智さんもすごくオンナっぷりが良くて
かっこいい~~(>_<)♥

そんじょそこらの小娘達よ
「私と仕事、どっちが大事なの⁉」
なあんて愚問を惚れた相手に
間違ってもしてはいかんよっ!
真智さんはそんな女性ではありません
芸と真剣に向き合う男性を
困らせたりしないのです


先日『あやつられ文楽鑑賞』を
読んでいたおかげで
この作品はスーッと読めました
伝統芸能の道を極めようと
ひたすら努力する人達の
熱く真摯な姿勢が胸をうちます

しをん節炸裂で
読む漫画みたいな面白さ
あまりに良いお話でしたので
ついつい
今月の国立劇場の公演日程をチェック
私が昔お勤めした会社の
目と鼻の先で
こんな素晴らしいものを
演っていたのですか⁈
もっと早くに知りたかったーo(TωT )

文楽の知識が無くても
多少その世界を想像出来れば
かなり楽しく読めますよo(^▽^)o
文庫版解説が酒井順子さんで
こちらもオススメの文章です♥

この本は、、、

私の中の
今年のベスト10にランクインです!












iPhoneからの投稿