もうすぐ3月11日です
月日の流れのはやさを
感じます
みなさんは
あの日
どうされていましたか
お恥ずかしいのですが
私は自宅のトイレに
おりました
震度6強
靴をはかずに
家の前の道路へ
出てしまいました
たまたま保護者会の日で
学校へ向かう直前でした
校庭の真ん中に
きちんと座っている
子供たちを思い出します
防災訓練をしているお陰か
親より冷静な子供たち
半泣きの私を見て
お兄ちゃんのクラスの女子が
笑いました
岩手の友人の安否が分からず
近所のスーパーでは買占めが始まり
日常に波が押し寄せた感じでした
余震の多さや原発の状況の不透明さ
なるようにしかならない、と
冷静さを失わないようつとめましたが
振り返ると
あの3月の記憶がほとんどありません
計画停電の対象区域でしたが
一度も停電にならずに済んだのは
幸いでした
少し落ち着いた頃から
あれこれ考えたくなり
何かにすがる思いで
片っ端から
本を読み漁りました
池澤夏樹さんは
被災地をまわって
感じたことと
考えたことを
静かな表現で
文章になさっています
読んでから
だいぶ経ちました
忘れてはならないことが
たくさんあります
ただ2年が流れたという
事実があるだけで
何も終わっていないのですよね
再読してみようと思います
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