礼儀作法入門 / 山口瞳 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。


こんにちは(^-^)

何だかバタバタと
忙しい日が続きましたが
今日の午前中で一段落


やっと本に集中出来ます~


早速1冊読みました


「 礼儀作法入門 」山口瞳著

Twitterで知り合ったTさんは
山口瞳さんのファン
俄然興味が湧きます

有名な作家さんですが
1冊も読んだことがなかったので
手に取ってみました


なんと1974年から約1年間
雑誌『GORO』に連載されたエッセイ
しかもターゲットは
15歳から25歳の男性

相当古い本で、しかも男性向け

(。・ε・。)大丈夫かしら?と思いきや…


基本的な礼儀作法には
古いも新しいも関係無いのだな
という第一印象でした

しかも山口氏自ら
「自分は礼儀を知らない人間だが
だからこそ礼儀とはこうあるべき
ではないか、と思って書いた」と
述べておられ、若者はもとより
私のような半端なおばさんにも
参考になるお話が盛り沢山です


私もこうありたいな、と思った
お話をいくつかご紹介

◉ 病気見舞について
入院しているときは、誰かに見舞いに
きてもらいたいと思うときと
誰にも会いたくないと思うときがある。だから、お見舞いはそれを調べてからにしたほうがいい。

メロンや果物の籠は控えるべき。

◉贈りものについて
他所様への贈りものは心意気が1番。特殊な場合を除いて、後に残らないものがいい。消えものがいい。

趣味的な美術品が1番困る。

◉食器類について
若い人、新婚の友人、不幸続きで
貧しく暮らしている友人ではなく
相当な肩書きのポジションにいる友人の家庭でご馳走になる夕食の食器類が
あまりにもお粗末だとガッカリする。

高いものでないと駄目というのではない。事は足りるのであるが足りないものがある。この足りない部分が、
私たちの日常の「生活」であり「味わい」というものなのではないだろうか。


他にも
葬式の心得
手紙の書き方
酒場についての知恵
帽子のオシャレ
別れる

などなど
いくつもの項目があり
楽しくわかり易く
山口氏の思うところ
が書かれています


礼儀作法とは何か
山口氏曰く
それは「他人に迷惑をかけない」こと


1995年8月永眠。。。















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