驟雨 / 吉行淳之介 | 我が家の本棚

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お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。


おはようございます~
やっと夏の暑さが
終わりましたね(゚ーÅ)
今年の夏は長かった…



先日読んだ宮城まり子さんの本
作家の吉行淳之介さんのお話でした


その吉行淳之介さんの芥川賞作品

「 驟雨 」
しゅうう・・・にわかあめ。夕立。

とても短い初期の短編

娼婦の町で出会った
風変わりな女性、道子
何気ない仕草から
以前の暮らしが垣間見え
魅かれていく英夫

お金での関係と割り切るつもりが
道子の魅力に
少しずつ嵌っていき
自分の中から湧き出る感情に
戸惑う英夫
娼婦の彼女に魅かれているのか
一人の女性として
好きになってしまったのか…




解説を読んで
吉行氏のことを
勘違いしていることがわかりました

ご自身の体験を元に
この類の小説を描いている作家さん
と思い込んでいました

初期の
赤線地帯の風俗が
テーマの小説について

「そういう地域に
脚を踏み入れたことは
数回しかなく
娼婦に触れたことはなかった」

作家が実体験を描いていたら
描けることは限られてしまう
そんなことを忘れておりました

もちろん足を運んだと思われますが
想像力に溜息が出ます
何かを生みだす方々の創造力

よく作家さんが
不眠症だったり
躁鬱病だったり
の話を耳にしますが
やはり
普通の感性では
描ききれないでしょう


身を削って生みだしている


そんなことを感じました(´・_・`)




話は変わりますが
お彼岸ですね
明日はお墓参りに
行ってきます
ここ数年
お墓参りに行くと
気持ちがスッキリします
明日は良い日になりそうです


皆さんも良い週末を~(^-^)















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