日本沈没 (上・下)/ 小松左京 | 我が家の本棚

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大好きな読書について書いてます。
お酒や音楽、趣味のバレエ、鉛筆デッサン、ナンタケットバスケット関連話も時々。



丸2日更新しなかっただけで
1ヶ月くらいブログを
お休みした気分の6月21日

夏至ですね(*゚ー゚*)
いかがお過ごしですか(笑)


「 日本沈没 」小松左京著

1973年出版の大ベストセラー
ちょっと思う事もあり
じっくりと読んでみました。

伊豆、鳥島東北東で一夜にして
小島が海中に没したことを発端に
地震や火山の噴火が続発
日本列島が沈没する!
という事態を前に
学者や政府はどんな決断を下すのか

そして
ついにその日はやってきた…

小松左京氏の代表作
執筆に10年

日本の周辺海域のプレートについて
かなり詳しい内容が書かれていて
改めて日本は地震の国ということが
わかります。

政府の対応や
専門家達の判断
個々人の人間性

このお話は想像の世界ですが
昨年の東日本大震災を考えると
小松氏の頭の中には
未来が見えていたのか?と
兎に角、脱帽m(_ _)m

横道に逸れますが

…震災で岩手の友人が被災しました。
山田町の港でお店をやっていました。
必死に安否を確認し、
無事と分かったのが4日後くらい。
揺れてすぐに店の裏の高台へ、
あっという間に全てが流されたと。

半月後に携帯が繋がった時
家のあった場所に漁船がある
本当に全部無くなった・・・
静かに彼女が話してくれました。

1年経ち
再開したお店も何とか形になってきて
家族が全員無事だったこともあり、
元気かなと思っていました。

被災地ボランティアをしている友人が
山田町へ行き、彼女に会ってきて
教えてくれた現実は
遠くにいる私には想像出来ないもの
でした。
瓦礫はすっかり片付いていて
お店の周りには何もない
海と地面だけ
何もないってすごく悲しい
瓦礫が片付いたのは良かったけど
何もないってすごくストレスが溜まる

思いました
人は食べるためだけに
生きているわけではない

痛烈です。

復興とは何か
何も終わっていない
何も始まっていない

忘れずにそっと
でも継続して
彼女にキレイなものや
癒される何かを
支援していけないか
静かに静かに考えたいと思います。















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