ムル空港から国立公園へ。
マリオットに泊まる場合は、マリオットからお迎えが来ますが、国立公園までは自分でチケットを買ってバスで行きます。

到着したら吊り橋を渡ります。スーツケースを転がして渡るのはなかなかドキドキものでした。バイクも普通に通ってましたが。

国立公園本部で入場料、チェックインの手続きをします。事前のメールで「クレジットカード払いは手数料がかかるから現金払いがオススメ」と言われていたので、現金持って行きました。
入場料を払うと、手首に入場証明?のバンドが巻かれます。入場料は5日間有効なので、ムル滞在中は外せません。キツキツなので取り外し不可能。入場した曜日によって、バンドの色が違いました。

チェックインは14時となっていましたが、空いていたのかすぐに入れました。一度部屋に荷物を運んでからは、ツアーの申込みで再び本部へ。チェックイン手続きと同時にしちゃいたかったのに、あとで、と言われました。ちなみに、フライトが限られているせいで、チェックイン手続きには人が集中して、かなり時間がかかります。

事前に申し込んでいたのは
①ディアケイブ&ラングケイブ (初日)
②クリアウォーターケイブ&ウインドケイブ (2日目)
③キャノピーウォーク(最終日)

①②はムル国立公園の基本となるツアーで、1泊2日パッケージツアーだと「着いた日に①、次の日に②でそのまま帰る」というプランになります。
ムル国立公園は洞窟で有名な世界遺産なのですが、アドベンチャー洞窟探検や登山キャンプもできます。陸路アクセスはなく、飛行機または船、というまさに秘境。

ちなみに、ネットでツアーを申込むときは日付だけ指定で、スタート時間は国立公園から指定して案内されます。

①②③以外にも、「ナイトウォークがしたい」と長女が言い出したので、2日目のナイトウォークを追加申し込み(無理矢理空きを見つけてもらった)しましたが、疲れすぎて結局キャンセルしました・・・。
ちなみに、①のあとにナイトウォークに参加するのは時間的に難しいようです。(名物ドラゴンダンス(コウモリが一斉に飛び立つ)を待たずに帰ってくれば、間に合うそうですが)

ツアー申し込みが終わったあとは、午後のツアーに備えて昼寝です。肝心なときに寝られては困るので、無理矢理寝させました。なにより大人が眠かった。

国立公園の宿舎は、相部屋は1500円位でリーズナブルですが、個室タイプ(バンガロー、ロングハウス)は1人だと6000円位~4人だと9000円位(朝食付き)でぼちぼちな値段です。ちなみに4人分朝食付きのマリオットが15500円。
ホームページの写真で見るよりは、デラックス感は少ないような(個人の感想です)。ポット、ティーバッグ、温水シャワー、バスタオル、石鹸はありますが、歯ブラシや冷蔵庫はありません。
テレビもありませんし、自然に溢れてますが、子供たちからの苦情はありませんでした。心配していた虫も気になった記憶がない。なにより国立公園に近いのはやっぱり便利です。

昼寝を起こして、お昼ごはんへ。
国立公園内には本部隣に食堂&売店があります。
が、事前リサーチで評判が良かった、国立公園外(吊り橋入口横)の食堂に行ってみました。
噂どおり、国立公園内よりもやや安め(RM10程度)でした。子供の口にも合ったようです。
お店の子供たちがテレビで子供番組を見ていたので、うちの子たちも食いついて見ていました。
水を買って、いよいよ洞窟ツアーです。

全部で20人くらい。子供は他に1人いました(ドイツ人)。日本人ももう1人。道は快適ですが、けっこうしっかりした距離を歩きます。「あとどれくらい?」と子供に何回も何回も聞かれます。
洞窟に入る前に、トイレ休憩。トイレ、きれいでびっくりしました。さすが世界遺産。休憩所広場にはスナックやジュースの売店もあります。洞窟見学後、ここの広場でコウモリたちが出てくるのを待ちます。
洞窟見学前に雨が降り出しました。邪魔だけど、雨具はやっぱり必要です。あと、トーチライトもほんとに必要でした。迷ったけど楽天で安いヘッドライトを子供人数分買っていって正解でした。あと、汗だくになるので、首に巻くタオルもあって良かった。そして、汗だくになるので、ジーンズ地は子供には不評でした。長ズボンにこだわらず、半ズボンでも大丈夫だったかも。

洞窟はこんな感じ。

2つの洞窟を続けて見学して、子供たちは正直おなかいっぱいな感じでした。

次はコウモリが出てくるのを待ちます。
歩いたあとにはおなかが空くので、おやつ持参が良いでしょう。売店でお値段高めのスナックを買いましたが売り切れ間近でした。冷たいジュースはおいしい!

なかなかコウモリの気配は見られません。
ガイドさんも見当たらないし、どういう状況なのかわからず。
雨の日は確率が低いとか?雨はやまないし、見れなかった&雨&帰り道真っ暗、だとテンション下がって大変なことになりそうなので、18時ごろ見切りをつけて帰路へ。どうやらこのツアー、自由解散だったみたいです。

一足先に帰ったけど、帰り道は真っ暗でした。トーチライトがないと厳しいです。
夢中で歩いて宿到着。達成感が気持ちいい。
シャワーを浴びたあと、子供たちの熱烈リクエストで、昼間と同じレストランに行きました。食事中、猛烈なスコールが!よい経験になりました。

あっという間に就寝。
クリスマスシーズンだったせいか、時々爆竹花火の音が聞こえてびっくりしました。
ホテルにお願いしておいたタクシーで朝4時半に出発、コタキナバル空港へ。

早朝の空港は、、、大行列。国内線なので、クリスマス休暇で里帰りしていた(と思われる)人々が大量の荷物を持って並んでました。

日の出とともに出発、まずはお隣サラワク州のミリへ。
乗り継ぎまでの間に一度外に出て朝ごはん。
空港にはスターバックス、Marrybrown(マレーシア発祥のファストフード店;余談ですがKLキッザニアのバーガーショップはここでした)、小さな食堂(麺は売り切れ)がありました。モーニングセットもあり、バーガー以外にもトーストやお粥など選択肢豊富なMarrybrownに決定。ブランコ席がありました。
出発ゲート内にも、カフェがありました。

今日のフライトは両方とも、当たり前のように飛行機までは徒歩。飛行機好きは大興奮。短いフライト中に、パック入りのミロが配られました。


ムル空港に到着。なんとなく荷物を受け取り、なんとなく外へ。

個人でムルへ行く場合、「ムルマリオットリゾート」か「国立公園の宿舎」に泊まることになります。
ツアー会社の「ムル国立公園1泊2日」のツアーはとにかくお値段が豪華。だいたいのツアーが「マリオットコース」と「お手頃価格コース」を用意しているのですが、お手頃価格コースでもかなりしっかりした値段です。日本語ガイドだとさらにお値段アップ。そして、5人家族の場合、自動的に2部屋価格になってしまいます。
多くのツアーは「ムル空港集合」なのでムルまでの飛行機代は別にかかるし、ちょっと厳しい。

というわけで、情報が少ない中、
1泊目 国立公園の宿舎
2泊目 マリオットホテル
ムル国立公園内のツアー(国立公園の見所(洞窟)は必ずガイドさんと行かなければならないので、国立公園直営のツアーに申込みます)
・・・を個人手配したのですが、困ったことはなにもありませんでした。
国立公園直営ツアーは英語なので、英語ができないわが家はガイド内容はほとんど??でしたが、洞窟には英語の説明看板もあったし、さらに興味を持った旦那さんはガイドブックを買っていました。
子連れで団体ツアーじゃ他の人に迷惑をかけるかも・・・という心配もありましたが、のんびり進むし、途中立派なトイレもあるので、そこまで迷惑をかけてない・・・と思います。
心配していた「国立公園→マリオット」の移動も、すぐに無線で迎えを呼んでくれるのでなんら問題なし(無料)。

というわけで、次の機会があったとしても、迷わず個人手配で行きます。

ただ、子供がある程度大きくなってから行った方が大人も子供も楽しめると思います。末っ子(年長)が、本人も楽しめるギリギリかもしれないと思いました。
整備された木の通路とはいえ、2時間ほど歩くのは大人でもけっこう疲れます。ずっと抱っこは大変。ベビーカー押した人も見かけましたが、洞窟内は階段もあるし無理なのでは?そして子供、洞窟すぐに飽きます。

国立公園内とマリオット、1泊ずつにしたのは、どちらも泊まってみたかったから。マリオットにはプールがあるので、子供の機嫌を回復できます。

国立公園の宿舎も、やはり「1部屋4人まで(6才未満は添い寝が可能)」となっています。1部屋だけ予約しておいて、もし「5人は無理だ」と言われたら1人分は相部屋(1人1500円くらい)を取ろう、という覚悟でしたが、すんなりと泊まることができました。
国立公園直営ツアーもネットで予約できます。予約の必要があるのか悩みましたが、実際満席のツアーもたくさんあったので、事前に予約しておいた方が良いようです。
ちなみに、国立公園入場料には子供料金があるのですが、ツアー代金には子供料金はありません。

話がそれたので、ムル空港到着から先は別記事にします。
海外旅行中に病気やケガをしたときのために、やはり保険には入っておきたいもの。
子連れじゃない場合は「保険、必要かなあ・・・まあ一応入っておくか」とどうでもいい感じでした。
そもそも、大人の場合、クレジットカードに付いている場合も多く、しかもクレジットカードの付帯保険は事前に申請がいらないので、万が一海外で病院に行っても、帰国後申請すれば診療費は戻ってきます(立て替え払いが必要ですが。)。

しかし、一般クレジットカードの付帯保険は名義人のみにしか使えないので、クレジットカードを持てない子供は保険会社で保険に入ることになります。

そんなとき、ゴールドカードにすれば「家族特約」で家族全員保障される、と知り、思いきってゴールドカードに切り替え。
子連れ海外旅行が安心になりました。
空港ラウンジや空港からの荷物宅配割引も利用しました。

保険会社の保険も、きちんと調べてバラで選んでいけば費用が抑えられるようですが、調べ方が下手だと「子供だけじゃ申し込めない」とか「セットしかない」とかで子供が多いとけっこうな費用がかかっちゃったり(私)。

子連れ海外旅行で保険を使ったのは今のところまだ1回、しかもまさかの私。
お風呂で転んで首を強打し目が回ったので心配になり、現地在住の友人に夜中病院に連れていってもらった経験があります。
何が起こるか分からないので、保険はやはり大事ですね。