吉田寺〜放生会〜 | 日々是好日写真日記

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本日は斑鳩 吉田寺 放生会に行ってきました。
吉田寺は恵信僧都源信が開基のお寺です。御本尊は平安時代作の、一丈六尺で丈六の阿弥陀様が御本尊です。
奈良県で一番大きな阿弥陀様をお祀りされています。
宗派は浄土宗で、真言律宗の般若寺とは他宗ですが、母親の出里が吉田寺ですので、そういった縁で毎年放生会には参加させて頂いております。
毎年お手伝いから参加させていただいてますので、他宗ですが大変勉強になるところがあります。
荘厳な空気の中、厳かに勤められる法要は、また真言とは違った空気感が流れていました。

放生会と言いますと、実は京都の宇治の平等院鳳凰堂でも鎌倉時代に我が宗祖叡尊上人が行っています。叡尊上人は宇治川でも殺生を禁じて漁民達の網代を土に埋め、その上に供養塔を建てられています。

平等院も現在は浄土宗ですが、今も昔も変わりなく生きとし生けるものを大切にするという心は宗派は関係はありません。
仏教では「殺生戒」という戒があり、生き物を殺すべからずというものです。
なかなか普段の生活をしていると、食料として生き物の命を頂く、歩いてるとついつい虫を踏んでしまった、という事があります。
そうした中で、生活の中で他の命を頂いた上で、私達の命があるという事を忘れてはなりません。
それを思い改めさせられる法要でした。

天気も雨は降らず、良い法要でした。



では。