【第3章 乳がん】

2節:ホルモン療法

 

 

今回はホルモン療法に関してです。

 

 

ホルモン療法とは、

 

 

ホルモン受容体陽性タイプの

 

 

癌に対して用いる治療法です。

 

 

ホルモン受容体とは

 

●エストロゲン受容体

●プロゲステロン受容体

 

これらの受容体を持っている乳がんの種類を言います。

 

 

 

ホルモン療法は

 

 

抗がん剤 や 放射線とは違い、

 

 

癌を消滅させる目的ではなく、

 

 

 

 

女性ホルモンのエストロゲンの分泌を抑える薬です。

 

 

さらに受容体にエストロゲンが結合し

 

 

 

癌細胞がエストロゲンをエサにして

 

 

増殖してしまうのを防ぐ効果があります。

 

 

 

 

ホルモン療法では、

 

生理を止める注射薬や、

 

エストロゲンの分泌を抑える飲み薬、

 

またエストロゲンの作用を防ぐ飲み薬などがあります。

 

 

 

 

 

癌にホルモン受容体があるものを

 

 

ホルモン受容体陽性タイプの癌と言いますが、

 

 

この受容体そのものが

 

 

悪さを働くというよりも、

 

 

 

その受容体に女性ホルモンが結合し、

 

 

作用することで、

 

 

癌は増殖をしていきます。

 

 

 

ではその女性ホルモンとは何でしょうか?

 

たびたび出てきている言葉ですが、

 

 

●エストロゲン

 

●プロゲステロン

 

 

 

この卵巣で作られている2種がカギとなります。

 

 

 

 

 

 

※エストロゲンが受容体に結合すると

癌の増殖につながる

 

 

その為に薬で結合しないようにしてしまう。

 

 

 

 

しかし!ここからが問題です。

 

 

 

エストロゲンと受容体の結合

 

 

止めることはまだ良いとして、

 

 

エストロゲンの分泌や生理を止めることは大問題です。

 

 

 

そもそもエストロゲンなどの

 

 

女性ホルモンは必要なホルモンであり、

 

 

決して”悪”ではないのです。

 

 

 

 

 

 

女性らしい体を作る為にも必要ですし、

 

 

女性としての機能にも大きく関わってきます。

 

 

 

もちろん精神の安定にも必要です。

 

 

 

 

 

更年期障害というのも、

 

年齢によってこの女性ホルモンの

 

 

分泌が減ることによって起きてきます。

 

 

 

 

 

 

しかし近年はこのエストロゲンが

 

 

必要以上に分泌している傾向にあります。

 

 

 

 

■エストロゲンの分泌が多くなっている

※栄養が豊富になり子供時代の成長が早い

※女の子の発育にも女性ホルモンは重要な要素

 

↓↓↓その為

 

 

■昔と現代で生理の期間・時期も変わっている

〇結果:生理が始まる年齢が早まっている

〇結果:生理が終わる年齢が遅くなっている

※昔に比べ、長い期間、女性ホルモンが過剰に分泌している

 

 

↓↓↓そこにプラスして

 

 

■女性の社会進出により出産回数は減る

※生理の回数を見ても桁違いに変化がある

 

 

 

↓↓↓その為

 

 

 

■エストロゲン(女性ホルモン)が止まることなく分泌される

 

 

↓↓↓さらに!!

 

 

■エストロゲンを過剰に摂取してしまう食事

 

 

↓↓↓その為

 

 

■乳がんが激増していることに繋がります

 

 

 

 

そこで”ホルモン療法”が出てくるワケです。

 

 

 

 

女性ホルモンの分泌を

 

 

抑えることが目的ですが、

 

 

 

やはり止めてしまうと

 

 

副作用も必ずついて回ります。

 

 

 

 

ではホルモン療法による副作用とは

 

 

どのようなものでしょうか。

 

 

 

■気力が著しく低下(脱力感・無気力)

 

■皮膚の感想(カサカサ)

 

■白目が黄色くなってくる

 

■吐き気(場合によって嘔吐)

 

■食欲の減退

 

■動悸、息切れ

 

■ほてり・のぼせた状態

 

■頭痛、肩こり、めまい

 

■不眠

 

■骨粗しょう症

 

■関節痛・筋肉痛・腹痛

 

■血が止まりにくい

 

■脱毛

 

などなど、かなり多くの症状が挙げられます。

 

 

そして期間は5年や10年以上とされており、

 

かなりの長期間にわたって行う治療になります。

 

 

 

 

エストロゲンを抑えるのであれば、

 

 

エストロゲンが多い食事を

 

 

摂らなければ良いのではないでしょうか。

 

 

 

 

もちろん、これで100%大丈夫と

 

 

言い切れる訳ではありませんが、

 

 

 

明らかに女性の心身にとって

 

 

害のある薬を長期間服用するより、

 

 

 

まず率先してやるべき事だと思います。

 

 

 

 

 

では、どのような食材が

 

 

ホルモン受容体陽性タイプの

 

 

乳がんの患者に良くないかと言いますと、

 

 

 

!赤身肉(特にアメリカ産)!

 

少し前の調査になりますが、

 

国産牛とアメリカ産牛のお肉に含まれる

 

 

エストロゲンの濃度を調べたものがあります。

 

 

 

国産とアメリカ産を比較

 

●脂身:140倍(アメリカ産が多い)

 

●赤身:600倍(アメリカ産が多い)

 

 

 

 

この様な結果が出ています。

 

 

牛を育てる際に成長を促す為にも、

 

 

 

ホルモン剤を与えているのですが、

 

 

 

各国それぞれ使用禁止の国もあれば、

 

 

使用はOKだけど基準はあるもの、

 

 

アメリカの場合は基準が無いということみたいです。

 

 

 

アメリカ産の牛肉を輸入禁止にした国では癌の死亡率は下がり、

 

 

特に乳がんに関しては決定的なデータは無いものの、

 

 

 

輸入禁止から30~40%減少したという事実もあります。

 

 

 

 

 

 

 

また脂身、赤身も危険ですが、

 

それよりも加工肉がさらに危険だと言えるものになります。

 

 

普通の赤身肉より加工肉の方が、

 

数倍エストロゲン濃度が高いという情報があります。

 

 

それ以外の食材で言えば乳製品なども挙げられます。

 

 

 

様々な研究結果として

 

 

乳製品に含まれるエストロゲンの量は

 

 

乳がんのリスクになるほどのものでは無いとされています。

 

 

 

こういったお話は

 

 

沢山の資料を調べれば調べるほど、

 

 

賛否があり、それぞれに納得いく言い分があり、

 

 

実際のところは私達素人では分かりません。

 

 

ただ一つ言えることは、

 

 

乳がんのリスクになる量ではないから

 

 

安全だと言うものでも、

 

 

”足し算”や”掛け算”だと思っています。

 

 

 

微量でも足し続ければ数は大きくなります。

 

 

 

1回の食事で何品目もそういったものがある。

 

 

 

あるいは1回の食事ではそこまで多く無くても、

 

 

 

毎日の摂取の様に

 

 

 

頻度が上がることも

 

 

 

摂り過ぎる要因かと思います。

 

 

 

 

また食品添加物の様に、

 

 

 

1種類の添加物だけ見たら

 

 

 

安全なものでも、

 

 

 

複数掛け合わせると

 

 

発癌性が出てしまうようなものがあるのと同じで、

 

 

 

食事全体としても同じことが言えるはずです。

 

 

 

乳製品は身体に良い?悪い?

 

お肉は身体に良い?悪い?

 

 

 

色々議論もあれば、

 

 

その道の知識人によっても結論は分かれます。

 

 

 

そこで!!

 

 

 

こうした難しい問題を解決する方法があります。

 

 

 

 

それは、

 

 

 

昔から日本で食されていたものを

 

 

昔から調理されていた方法で、

 

 

あるいは素材をそのままの形で、

 

 

”食す”

 

 

これに限ると思います。

 

 

 

 

発酵食品、乳酸菌などでも、

 

 

牛乳やヨーグルト、チーズなどではなく、

 

 

味噌や漬物、醤油に納豆などにする。

 

 

 

主食はパン食ではなくてご飯にする。

 

 

もちろん玄米がお勧め!!

 

 

スープも洋風ではなく味噌汁に!

 

具材は野菜や海藻を。

 

 

 

 

フルーツに至っても、

 

 

キウイではなく柿にする!などもそうです。

 

 

 

 

こうしたものを、

 

 

それぞれ適量食べていることで、

 

 

摂り過ぎ!とか掛け算になっていないか!?

 

 

など考えなくてもいいのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

ですから、癌になって闘うべき時は、

 

 

徹底して全く摂取しないのも

 

 

栄養として健康に問題が生じるかもしれませんが、

 

 

 

ある程度の足し算、掛け算のことを頭に入れ、

 

 

食事全体を見直し、

 

 

”娯楽の為の食事”から

 

 

”生きる為の食事”に変更していく。

 

 

これが大事ではないかと思います。

 

 

 

 

何故なら治療だからです。

 

 

 

メスで体を切る治療も、

 

 

痛みや術後の生活を含めて我慢という努力はいります。

 

 

 

 

そう考えると自然療法を行う際も、

 

 

努力無しには成功はあり得ないと考えています。

 

 

 

 

今まで通りの生活の中で、

 

 

癌を放っておいて

 

 

生活や食事を改善もせず、

 

 

一部の期待出来る項目にのみ目をやり、

 

 

責任転嫁をしているうちは治らない。

 

 

そう感じています。

 

 

 

 

すべて明るい未来を想像して、

 

 

前向きに行うプラス思考が

 

 

大切になってくると信じています。

 

 

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