ってね、家計が回らないのではなく、本当に首が回らないのですよ。
何でかって、会社でフロアを引っ越したりするので、キャビネ片付けてたわけですよ。こーゆう時、B型の極端な性格がむくむくと出没、全てをきっちり、THE 完璧に到達しないと気がすまない。もくもくと重たい段ボールをかかえ、上から下へ、下から上へ、しかもせっかちなので、もんのすごい短時間に結果を出さないと満足しない、どこのガテンだ??くらいに力仕事をモリモリ。ほんと、たぶん誰もそこまで期待してないんですけどね?で、途中、使ってないキャビネのパーテッションが50枚、上の方からざざーーーっと落ちてきたりしてね、それがまた金属製だから、けっこうな重量で、ちょっと肩とかに当たったりして。でも、もうたった一人でトンネル掘る、とか未開の大陸に降り立ったかっこいいワイルドな野郎になりきってるので、ひゅ~っかなんか言って額の汗をぬぐったりして。
で、今あるキャビネの中身を半分に減らして、あまつさえ、ちょっと余裕のスペースまでこしらえちゃって、さぁ民草よ、ここに仕舞うがよい、なんなら、暮らすがよい、と一人で勝手に清々しい気持ちに。
でね?うちの会社って、大きなプロジェクト片付けても、日々の仕事にしても、ちゃんとやりきった人に「感謝状」を送る素敵なほのぼのしたインターネットシステムがありまして。
俺は今、俺を褒め称えたい。
そう思って、そのシステムで、自分から自分へ、この素晴らしい偉業に(偉人は自分の成したことを偉業とは言いません)ご褒美として、感謝状を送ろうとしたら
なんと自分から自分へは感謝状が送れないという事実にぶち当たり。
なんとっ、トンネルが、道が開通したというのに、新たな難攻不落の壁が立ちはだかりやがった。
なので、民草、いえ、部署の皆さんにメールで、「今日、皆さんが利用するキャビネを半分に減らしてあげた。自分の偉業に感謝状を自分から送ろうとしたら送れなかった。なんてことだ!」と送りつけ、「だから、感謝状を私に送りなさい」と暗に伝えたら、この賞賛すべき偉業を成したワタクシを、「自分で自分に感謝状送ろうとした人、いないから」って、もんのすごい笑われたんですけどね。ちぇっ
でもって、偉業の結果、名誉の負傷。
首が回らない。
そんな首の回らない中、息子の高校の説明会にまいりました。
いやいや、やはり、こーゆうのに行くと、勉強も学校選びも息子の意志に任せている私ですが、否が応でも、高校って。。。と考えるものですね。
大学進学率や合格先とかね、やはり、社会の厳しさを知っているだけに、息子も勉強が嫌いではないし、何より、こういう人生を歩みたいというビジョンは、親の働く世界や、親の触れている底辺からトップの世間から吸収したり、本やネットやメディアからの情報、友達とのお付き合いから、色んなところから汲み上げて、夢を形づくっている。
だから、こちらも、ならば考えられることは何でもしよう、と思うわけで。
今日いった学校の校長は、なかなかさばけた方で、社会に出るということは、今の時代、世界に出るということ。世界に出るということは、タフでなければならない。学校は遊びに来るところではない、カリキュラムも厳しいし、文武両道、時間がない中でも、生徒は10分の時間も無駄にせず勉強して、トップ大学へ現役合格する、というのが我が校の方針で、きちんと数字に出ていますと。ちゃんと学部の内訳も見せてくれて、へーーすげーーーと。とっても地味で質素な学校でしたが、なかなかの好感触な学校でした。
何もやみくもにトップの大学に入れ、とかね、就職に有利だから、みたいな考えではありません。やりたいことありき、ビジョンありき。確かにトップ校に入れば、就職難でも就職先は見つかりやすいかもしれませんが、世間には自分よりもすごい人はいくらでもいます。トップの大学出ても、エリートの中にいけば、それが普通。大学入るなんて、極端だけど、勉強漬けになれば入れます。大切なのは、何故、入りたいのか、それをどう繋げていくのか、ビジョンありき、な考え方を持つこと。もちろん、それは成長していく過程で様々な経験を困難を幸運を経て変化していきますが、常に自分で何故、その道を選ぶのか、それをどう繋げていくのか、という姿勢があることが、学歴や経歴を活かします。それに、若い頃はたくさんの魅力的な遊びも取り巻いて増えていきます。そんななか、お勉強に集中するのも大変、だけど、そこまでシビアになっていくのも勉強のうちですよね。
大人になっても、本来、釈迦力になってやらなければならない、釈迦力でやれば乗り越えられることも、余計なことに気をとられたり、言い訳してやらなかったりすると、後々、努力することが出来ない人になります。私も隙さえあれば、すぐサボりたくなる自分と闘っています。
もとい、息子が勉強が好きではなく、他のことが好きならば、それを追求する選択肢でも構わない。
ただ、世の中がこうだから、とか、何となくとか、人生はそんな簡単なものじゃないよと。
これから一ヶ月は説明会だらけのスケジュールです。うちの母は、全然、そんなこと構わない人だったから、大変だねぇと言ってますが。それでも、私の場合、親が出来る人だったから、頭の悪い私でも、追い付こう追い付こうと未だにコツコツと勉強しています。だから、一応グローバルレベルでトップ企業になんとかひっかかり続けられるのかなと、感謝しています。自慢ではなく、親がいてくれたおかげの結果です。親の存在が引っ張ってくれていなかったら、なーーーんもしなかったと思いますね。
だから、釈迦力で、いつもちょっと背伸びし続けていることが、息子にも伝わればいいなーと思います。遺してあげられるような、潤沢な資産なぞありませんが、頑張るめげない姿勢くらいは。
で、なけなしの力の弱々しいバックアップだけど、決して振り返るなと。私がそうであったように、当然のことと享受して、思う存分に親を踏みつけていけと思います。
道を歩いていても、その道は最初っからそこにあった訳じゃないんだってことに気付くのは、道を後輩に造り始めて、初めて気付くんですね。
そんな私も道を誰かのために造り始める先輩としては、まだまだ若輩です。えへ。若輩だけど、頑張るぞー!