引きこ森の住人の母、冬は三叉神経痛、春と秋は花粉症、夏は汗をかくのが嫌で、お外にめったに出ないので、本日は、ばぁさん散歩へ連れていくぞと決めていたのだ。ばぁ散歩。
太陽の光燦々、風がそよいで、とても気持ち良いね。
どのお花も「ほら、見て見て！」と咲き誇っていて、美人コンテストみたい。
ご近所のカフェは、親子三人でやっていて、けっこう美味しいので、こんな辺鄙な場所なのに、いつもお客様でいっぱいです。
母と、息子の生意気盛りのこと、世間のこと、色んな話をしながら、タバコをくゆらせ。
一緒に暮らしていると、どこかにいきましょう、とか特別なことしなくなっちゃうけど、近くでもいいから、たまには気分転換しないとねー。
お腹もいっぱいになったので、少し遠回りして、ばぁ散歩。
薔薇育てが上手なお宅のお庭には、たーーーくさんの蕾をつけた薔薇の木が。
「いつか一株盗んでやろー」
と、呟く母。おー、ぜひ、やってこい、ボケたふりしてやってこい。
家に母を送り届けて、私はさらにお散歩へ。ここからは、おば散歩。
青い花は涼しげでノーブル。
ピンク系のお花は、心もピンクにしてくれます。
でも、やっぱり黄色いお花が好き。
青い空、新緑、黄色いお花、春のデフォルト。
この時期の一番の働き者は、虫でしょうか。
見上げると、燕達も忙しそうに飛び交っています。
子育てにきた鴨さん達も、いそいそしています。
ねこちゃんに季節はあまり関係ないようです。
葉っぱをめくると、カタツムリの空き家が。
虫は花の蜜を吸い、鳥は虫を食べちゃうけど、
皆、無事に子育てして、命を繋げていってくださいね。
竹の子供もすくすく。
公園を歩いて、
オランダガラシが生息している湿地を見ながら、
せせらぎの音が耳に心地よい。
たくさん歩いたので、今日はデザート食べちゃおう。
バナナカスタードプディング。アメリカ南部の料理かな。朝、こさえておいたのですが、カスタード、マリービスケットを粗く砕いたもの、バナナの輪切りを重ねて、上にメレンゲを乗せて、少しオーブンで焼いて焦げ目をつけたデザートです。バナナを色が変わらないようにレモン汁につけたので、ちょっとだけ酸っぱくて、クリーミィな味を引き締めていて、おいちぃです。
呑気な一日でした。