さて、そんなお車で到着したロオジェですが、これまたどっから連れてきた?なおっとこまえのドアボーイに扉をあけて迎え入れて頂いた場所は、1階が円形のウェイティングスペース、真ん中に地価にあるメインダイニングにつながる螺旋階段があります。1階のドアを入ったところのトイメンでは、ジャズの生バンドがお出迎え。素敵すぎる!!
お荷物預かって頂き、普段は写真撮影は禁止なのですが、今回は貸し切りということで特別に携帯電話、カメラおけー、らっきー!
お車で運ばれてくる他の出席者を待ちつつ、じろじろとレストラン内を拝見。3つ星とはいえども、良い意味でカジュアルなテイストを取り入れつつの高級感。
薄いイエローベース、これはお料理が映えるからなのかしら?
テーブルにはSHISEIDOのイメージ、椿が活けられていて、可愛い演出です。
司会はj-wave な喋りのハーフっぽい紳士の一声でディナーが始まりました。
まずは、Amuse。
そして、シャンパンagain
こちらはサロンという銘柄の99年もの。
出てきたシャンパンやワイン、全て、女性が飲みやすい軽くてフルーティ、でもそれぞれに深い味わいでキャラを立ててるものばかり。
クレドポーボーテの焼き印を押したパン。
セップ茸のロワイヤル 黒トリュフのクーリ。平易に言いますと、黒トリュフの、茶碗蒸しだ。ロワイヤルというのは、茶碗蒸しという意味です。クーリってのは、裏ごしした野菜からできる濃厚なソースのことです。
キャビア(オシェトラ)トピナンプールのジュレ、サラダ菜に包んだコンディマンとめかじきのスモーク
オシェトラとは、ロシアチョウザメのことです。キャビアのランクは鮫の大きさで決まるものらしく、一番大きいのがベルーガ、次のランクがオシェトラ。トピナンプールってのは、キクイモのことで、これをジュレにして下に敷き詰めてあります。そこにサラダ菜で巻き巻きしためかじきと、コンディマン。コンディマンとはスパイスの総称です。
それについてきた、そば粉でできたホワッホワの小さなカップケーキ。香ばしくてぴったりでした。
お次は
黒アワビと海草のシリアル、花ジソの香り 生雲丹のブイヨン
このアワビがねぇ、柔らかくて絶品。上に花の冠みたいにピンクの花ジソ、下にはブルグールというイスラエルのシリアル(硬めの小麦)を生の岩海苔やアサリのだし汁で味付けされ、最後にレモンをキュッとひとしぼりしてあります。アワビはバターでポッシェ(茹でる)してあって、バターが下のシリアルとの味の差を上手にハーモナイズさせてると思いました。
またね、お皿が気に入りました。リモージュというフランスの陶器の町として知られる町のベルナルドという所のお皿。白くて様々な模様が浮き出ていて、とっても好み。
そして、やっとメインディッシュにとつにゅー。こちらは、甘鯛のうろこ焼き、カブのデクリネゾン、ほんのりエピスを効かせた野菜のピュルブ
これがまた甘鯛の皮がパリッパリでことのほか美味しかった!!デクリネゾンってのは、1つのお野菜を、様々な調理法で、クリーム仕立て、ピューレ、マリネなどにすることを言います。パリパリの皮は、鱗一枚一枚が小さなスナックになっていて、それが一枚の大きな薄いスナックになっていて、それをしっとりしたお魚の身と、カブの煮物やピューレやソースでいただくという芸術のようなメイン。
まだまだ続きますよ。