OiとBoke | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

始まりましたねぇ、オリンピック。
オラ、開会式、鼻息荒く起きたはいいけど、「録画してるし~」と
寝たまま見ていたら、いつのまにかグッスリ寝込んでおりまして。
さらに録画がうまくいかず、開会式が一番の目当てのワタクシ、痛恨のミス。
Mr. Beanことローワン・アトキンソンがロンドンフィルハーモニーと
一緒に演奏しとったらしいじゃないか!!
エリザベス女王がボンドガール?さすが、イギリス!
わが国の陛下は、そこまでやりたくてもやれないと思う。
あぁ、見逃し感にさいなまれます。
ニュースでやっていましたが、インド選手団の中にまぎれて
無関係のド素人がなにくわぬ顔をして観客に手をふって行進していたのは、
笑ったわー。インド人びっくり・・・じゃなくって、怒っているらしいが。



でもって、柔道、残念だったね。
「リオ五輪出場も念頭に入れている」みたいな発言を、
脊髄反射でヤワラのヤロウが発していたのには、胸焼けがしたわ。
絶対、言うと思ったよ。っつか、記者も「何か言ってくれる」っての
わかっていて聞いたんだろうが。
で、東京で五輪なんかあろうものなら、ヤツは聖火の点灯、虎視眈々と
狙ってるね、そのための政治活動か?
あの結婚式の様子からいくと、
伊藤みどりの巫女よりヤヴァイものを世界に発信することになるね。



そうそう、うちのロンドン支社の社員は、
開会式のパフォーマーに選ばれたらしく、
イギリスの歴史ショーの一役を演じておったらしい。
いいなぁ、どうやって選ばれたんだろう?選ばれたで思い出したけど、
どっかの国の支社の社員に、その国のミスがいるんだよ。
写真見たら、ケタ違いの美女で驚き~。
ミスに選ばれるからには、独身だろうから、
そのオフィス、さぞかし男性社員がやる気満々なんだろうなぁ。



さて、息子が中学生になって、練習だらけの部活に入り、
ワタクシはようやく、まとまった余暇が持てるようになりました。
まぁ、早朝お弁当づくりはあるものの、2度寝はできるし、
朝から活動も可能!かといって、こう蒸し暑くては、自発的に
ウォーキングに行きたくもなく、ついつい家の用事に明け暮れる。



しかしながら、何かカラダを動かすことをしたいなと思っておりまして。



というのも、母を見ていると、そういう必要性を切実に感じるのですね。
母、20年前は、ジムにも入り、2kmくらい泳いで、エアロビなぞして、
けっこうなスポーツ好きだったのですが、港区にあったオフィスを畳んで
家で仕事をするようになって10数年、胃を壊したり、神経痛になったり、
ショウセキノウホウ症という足の裏に水ぶくれやひび割れができて歩行困難になったり、
私が出戻り、子育ても一緒にやってくれ、まぁ色々なことが重なって、
軽いうつ病+生来のワガママ病が進行、適度な運動とは無縁になって
しまったのですネ。



もうすぐ77歳、生来のワガママ病で、どーにもこーにも運動する気が無い
ばあさんに、いくら「少しはカラダを動かしなさい」と言ってもね、
やりゃあしないんですよ。さらに、ここ2年、お耳も遠くなってきて。
で、人間、耳が遠くなるとね、うっすらボケますね。若ければ、
あれこれ努力するんでしょうけど、多少のうつ気味も手伝って、
改善や工夫はしなくなるんでしょうね。
TVもみなくなるし、外国育ちなので日本語も文字だとピンと来ないことが
増えるのか、英語の小説しか読みませんから、世の中に疎くなるし、
友達との電話もだんだんしなくなって、
年頃の息子(余計な口をきかない+反応がスピーディ)は
「グラニーに話しても仕方ないか」と、だんだん話題が減っていくし。




で、最近、どうも「ん?」みたいな、記憶の薄れや混乱、
色々なことがオロソカになっていく進行度を速く感じています。
まぁ、火を消し忘れるとか、危険ゾーンではないのですが。
耳が遠い->世の中のことに疎くなる->家族とのコミュニケーションが経る->
責任が軽くなっていく->きちんとやっていたことが面倒くさくなっていく・・・
って感じ?


でも、単にボケて心配とかじゃなく、そこらへんは

うちの母、だけに、「ママがボケた・・・シクシク」にさせないような

悪辣な性格が横たわっており・・・。

というのも、どうも本人も「自分の記憶関係が怪しい。娘も疑っておるようだ」と

思っているらしく、何かの雑誌にのっていた、「アルツハイマーテスト」を

渡してきて、「ちょっとやってみてよ」と言うので(ニヤニヤしながら)、

まぁ、引き算だったり、単語を覚えたりする問題を読んでいったんですよ。

そしたらさ、やる気が失せたのか、そもそも記憶するとか考えたり

する機能が劣っていたのかは知らんが、

1個1個の質問に、ことごとく、



「お答えする必要はございません」


だの


「アナタに知る権利はありません」


だの


「後ほど、回答させていただきます」



ニヤニヤしながら言いくさって、

たとえ記憶力がなくなろうと、こうゆう性格だけは

忘れないんだろうなと確信いたしましたヨ。




カラダもね、運動しないわりに食べる(年寄りは食べ力、で栄養を取らないと
これまた風邪をひいたり、弱るんですよ)ので体重が重ため、
昨夜もオフロの椅子に座りそこね、ひっくり返って起きられず、
助けを呼ぶ声が聞こえて、いってみたらアワだらけのカナブンみたいなモノが
バスルームの床でもがいているという図。
起こすの一苦労なんてもんじゃないんだよ(アワだらけだし)!
頭打ったワケじゃないので深刻じゃないんだけど、カラダは痛いらしく、
一方で、やらかした失敗とカナブンみたいになってるのがオモシロくて、
二人で噴出してもうて、「よいしょ!」とか支えたり持ったりしつつ、
力が入らず。



まぁ、転んだりする事もたまにありつつ、
日々、物忘れをなんとなく注意したり、
カバーしたりしているのですが、親が老いて弱っていくことに対して、
ショックとかないし、「どーしよー」と涙目にもなることなく、
淡々と状況を受け入れて、家族の生活を改善し守っていくだけですよね、こうなったら。
不吉なことを申し上げるようですが、親というのは年老いていく一方で、
もし親御さんに愛されて育ってきたという実感があるならば、
自分が年を重ねていくに従って、
親孝行を出来る範囲内でするのは、
親御さんのためでもあり、自分のためでもあると思いますよ。
親孝行、人それぞれ、様々な形があると思います。
40も越えておいて遅い!ですけれど、
結構、親を親扱いして甘えてきた身にとっては、
親が老いていく姿に接して、何を思ったかというと
「ワタシ、この人のことを精一杯見送らないと
絶対に一生後悔する!!」と思いましたもん。



場合によっては、気づいたら、素人じゃメンドウ見切れなくなっていて、
プロの手に任せることになるかもしれないし、
いい年齢になってきたら、自分の人生の充実!オレオレ!だけじゃなく、
ちょっと時間やお金や気持ちを、親とシェアしましょう。
何度も書くけど、人それぞれの形があるので、
何も一緒に暮らすことがベストとかじゃねぇぜ?
オレが言いたいのは、人生ええとこ取り、なんつぅのは、
逆に落とし穴がありそうで怖いよということ。




あぁ、話が長くなってしまいましたが、本題は、ワタクシ、
そういう母の姿を見て、母の生活をサポートすると同時に、
自分の老後も見据えて、ぼちぼち、
体作りをしていかなきゃなぁと思いまして。
やはり、生きる限り、元気に生きていたいではないですか。
で、20年以上前に一緒にトライアスロンのトレーニングをしていた、
鍼灸師でもある、ヨガインストラクターのレッスンに
いってみたのですよ。




いやぁ、ヨガ、今更だけど、いいねぇ!
ハタ・ヨガってゆう種類で、ヨガの中でもとても緩い部類らしいのですが、
75分間、無理なく動いて、筋肉・内臓を整えていくという感じが
とても良かったです。
動きはゆったりなのですが、かなり汗ダク(呼吸法のおかげ?)に
なりましたし、ハマりそー。
痩せるというよりも引き締まる?長い時間をかけて
必要な筋肉や柔軟さを身につけられそうな予感?
どうなんでしょう?
激しい運動は、仕事や生活に影響が出るし、続かないと思うのよね~。




これは、続けてみます。回数券買ったし。
そういえば、約1ヶ月、食事の仕方を変えて、
美木さんのロングブレスエクササイズ、気が向いたときだけ
やっていたら、5kg、体重が減りました。
ロングブレスも良いのですが、ワタシの実感としては、
「食事の仕方」かなと。



で、土曜日にヨガのレッスンを受けたのですが
日曜日に、別な先生がきて「バレエ」のレッスンがするから、
気軽に参加してみたらー?と言われました。



バレエ・・・・
実はワタクシ、小さい頃、バレリーナに憧れておりまして。
その頃、「Swan」というマンガも流行っており、
一度、幼稚園の時に、町で一番本格的と言われるバレエ教室に
見学にいってみたのですよ。
バレエといえば、Swanの中に出てくる八頭身、まつ毛3cm、
目に星、背に花のプリマしか知らない幼児、
しかしながら、ワタクシの目の前に現れたのは、
太ったオバハンの先生(レオタード+腰にチーフ)で、
そやつが太ったからだをくねらせながら、「はい、プリエー。アン・ドゥ・・・」と
やる姿に、いたいけな心は大きく傷を負い、
夢が粉砕、激しく打ちのめされたのです。
母に「いいのよ、習って。やりたいんでしょ?」って
何度言われても(あまり意志がなかったので、やれと言われれば何でもやったし、
やるなと言われれば素直にきく、良い子でした)、
涙目で「やらない」と言い募り、習わなかったんですね?



しかしながら、その後、Swanの連載が終わっても、
バレエの舞台を見たり、TVを見たり、写真を見たり、
渋谷公園通りチャコット(バレエグッズ屋)のショーウィンドウ見たりして、
いつなんどきも、「バレリーナ」は憧れの存在であったのでございます。


で、初めてのバレエレッスンを昨日受けてまいりました。


もうねぇ、初心者もええところ、なのですが、
先生が基本のポーズを教えてくれ、何度か練習、
音楽が鳴り出すと、なんだかノリノリになってきて、
しなやかな指先、優雅に弧を描くつま先が奏でる
軽やかなステップにうっとり、
果てはターンまで生き生きとし始め・・・。


思い出したのですよ。
1人、Swan(マンガですから)を見ながら、
ポーズをとっていたあの日、
足をあげ、白鳥の羽の動き、精霊ジゼルのポーズを
研究したあの日々を。
鏡の中では、いつも主役をはっていたじゃないか。


きのうのレッスンを終えた感触として、


とてもじゃないけれど、

初めてのレッスンとは思えない!
この子には、光るものを感じる!

ワタシはこの才能にかけてみたい! 」




と、自己確認(← やれやれ)。




いやぁ、皆の衆よ、来年あたりは
舞台を踏むかもね?
遠慮しないで、観にきなさい。

パリ・オペラ座まで。



と、ここまで書いて、おそらくワタシがボケるとしたら、

↑こういうボケかたをするのではないだろうかと思った。

チュチュを着て、往来で踊って、息子に泣いて止められるに

違いない。




何だかボケるのが楽しみである。