パーティピープル | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

今週はきついわ~。
仕事もさることながら、土曜日はパーティ2つ。



上司のおうちでホームパーティ。

都内のいわゆる高級住宅地、

周りは大使館やどえらいお金持ちのおうちばかり。

テクテク歩いて上司のお宅に。



いやもうさすがです。

見晴らしどんだけ良いの?

金環日食、ここで見たかったわ!

雑誌から抜け出したようなお洒落で上品な奥様、

可愛いらしいお嬢ちゃま達(ナニー付きだよ)。


お料理はイタリアンシェフ付きのケータリング。

次々出てくる珍しいワイン(二度目のオーパス飲んだわ)。

普段、煙出して働いているから、

ろくろくお話をしていない同僚と話せたし、なかなか楽しく過ごしました。


もうねぇ、うちの会社、東大、京大、慶応なんてのはザラ

というか、どこの学部出たかで、いっくら高学歴でも

入社するのは、針の目よりも小さいし(あ、私みたいな

バックオフィスはそこまで求められまへんぜ)

加えて

すたんふぉーどやら

はぁばぁどのMBAなぞも普通なので、

そうゆう方々と一緒に働くのは、たいへん緊張するんですよ。

学歴なんぞ、入社時の目処くらいに思っていても、

その精鋭達はですね、入社したとて、

もんのすんごいトレーニングを受ける会社なだけに、

日々、成長するわけですよ。


少し見渡せば7ヶ国語ネイティブ並みに話せたり、

現行で飛んでるフライトの時刻表言えたり(何のため?)。


私なぞ、たぶんアホだと思われてるとはわかっていますが、

できれば自分のアホさ加減以上にアホに思われたくないので、

さすがに。


だけど昨日のパーティで、

皆さん、エリートに留まらず多彩なんですよね。

ピアノがあったんですが、

さらりとジャズナンバーを即興で弾く人、

それに合わせて連弾できる人いたり。

私もNYにいた時に齧ったスキャット歌ったりして。

えぇ、もちろんウソですが。

真面目にシコ勉してきただけの人じゃないんだなーと、

なんか楽しく付き合えそうだな、と思いました。


いやいや、非日常的な高級感溢れるパーティで

楽しかったです。


そのパーティに暇を告げ、夜は大学の同窓会。

うちの学部は大学の中で唯一、

アメリカ式の単位制を施行していて、

いわゆる出席取って寝ているとか、

テスト結果のみとかの当時の遊べる大学ではなく、

欠席も三度まで、授業中のディベート、テストも論文だし、

ついでに言えば、テキストも授業も全部英語、

卒業するのが大変な学部だったんですね。

で、帰国子女や外国人ばかりで、

当時はマイノリティなんで結束が固い。

だから、卒業して20数年たっているんですが、

いまだに一年か2年に一度は集まります。


入学時にオリエンテーションキャンプという

泊まり込みの旅行に行くんですね。

そこで、自分の学年の人達の全貌がわかるのですが、

私はイギリスやアメリカの大学を経ての編入だったので、

新入生よりも年齢が上だったんですよ。

だから、「イヤだなぁ、一人だけ年上のおねーさんだよー」と

思っていたんです。



そしたらですよ?なんか生徒の集団の中に

ハゲちらかしたオッサンがいるわけですよ。

「先生にしては、皆と仲良さげに話しているなぁ」と思ったんですね?

したらね、その先生とおぼしきハゲちらかしたオッサンは、

ずーっと生徒の集団にいるわけですよ。

点呼する時も、バスの席も。



ずいぶんとアットホームな大学だなぁ、と思っていたら、

なんとその人、生徒だったんですね?


何でも、大きな酒屋さんの息子さんで、

奥さんが「あなた、大学いってみたら?」って

行かせてくれたらしく、

頭もだけど、ピッカピカの新入生。



そのオッサンが、これまた面倒見が良い人で、

そのキャンプでも、「ボク、手品ができます!」って

出てきて、素人離れした手品をしてくれたり、

学び舎にいる時も、ゴハンにつれていってくれたり、

何くれと若人を可愛がってくれて。

で、うちの大学、何せ出るのが難しいので、

単位を落とす人もたくさんいて、そうなると

学年を超えて授業を受けないといけなくって、

それが普通だったんで、上級生とか下級生とかなく、

学年混じって仲良し。


で、このオッサン、毎年、新入生のオリエンテーション

キャンプに同行して、メンドウ(手品付き)を見ていたので、

そのオッサンを知らない人は、学部にはいなかった。



で、数年前、このオッサンがフェイスブックを通して、

「同窓会しよう!」の輪を広げてくれて。

楽しい同窓会をやれることになったんです。



いやぁ、もうこの学部もですねぇ、そもそも

外国人、海外生活経験者ばかりなので、

卒業後もユニークなんですよ。

ミス・ユニバースの衣装を担当しているデザイナー、

エッセイスト(小澤征良ちゃんね)、ミュージシャンなどなど、

色々な人がいる。


でもって、そのオッサンが、今回は、

そのデビューした人達の著作を持ってきてくれて、

その中に、私の翻訳した本も入っていたりして、

なんか一緒に並べてもらえるのが

とても嬉しかったですね。


また、毎年毎年、イヤーブックってのを作成して、

卒業アルバムではないんですが、新入生から

最終学年までの学生生活のアルバムを作っていたんですが、

そのオッサン、自分が通学している間のイヤーブックまで

持ってきてくれているし、在学中の撮りためた

写真のアルバムまで。



皆で見ながら、ゲタゲタワラっていたんですが、

今見ると、もう若い若い。私なんか「年上のおねーさん」

だったはずなんですが、もうねぇ、どこらへんがおねーさん

なのか?いやぁ、なんかもう髪型とかファッションとか

かなり笑えたけれど、若いっていいねぇ~。

そんでもって、こうやってきちーんと写真を撮って

アルバムにしてくれているオッサンに感謝ですよー。

なんとなく過ごして、その時代の大切さなんて

わからなかった若者に、ちゃんと目に見える思い出を

残してくれて、なおかつ、ずっと繋がりを結んでいてくれる

ハゲちらかしたオッサン、もうねぇ、最後、ハグハグしちゃったわ。



そんな彼、写真の中では、若干、若いかな?程度で

本当に変っていない、頭部も含めて、留まっている。

卒業後、彼は酒屋をやめて、

小学生から高校生対象の寺子屋のような塾を創立し、

優秀な生徒さんを何人も育てているから、

いつまでもいつまでも若いままなんだろうな。



ほんと、なんかもうパーティの後のパーティで

疲れていて、気が利いたこともいえなかったけれど、

楽しいひと時でした。


で、帰りに、入学時からずーっと仲良い男の子と

お茶して、仕事の話や人生の話で

大盛り上がり、気付いたら終電じゃん!

急いで乗ったものの、青山という中途半端に栄えてない

街で乗り継ぎの電車が無く放り出され、

しばらく歩くものの、くじけてタクシー乗車。

数ヶ月ぶりの午前様。



今日は反省して、息子と息子の友達を連れて

部活のショッピング、

その後、食料品の大買出しにいって、

ヘトヘトどすえぇぇぇぇぇ。



しかしながら、今週も会社の別な上司の人に

お食事につれていっていただくし、

土曜日もこれまた別な上司のお宅で

ホームパーティ。


おれ、もしやパーティピープル?