EGARATENJIN | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

おーわっちゃったよー。GW、おーわっちゃったよーー。

今週の筋トレ占い週報です。

http://d.hatena.ne.jp/weekly/



終わればあっという間、今日、会社来るのはさすがにブルー。



「また、忙しい日々が始まる。ついていけるのだろうか?ってか、
私、ホントにこの職業向いてる?大丈夫?失敗ばっかして
辞めさせられたらどうしよう?えぇぇ?この年齢で?また?
怖い怖い怖い!っつか、もうそんなこと起きたら、働くのがイヤになる~。
えーんえーんえーん。もうイヤだよぉ~」




どう思います?私のこのチキンぶりってば。クヨクヨウジウジ、大変だよ。
休み慣れしてないというか、休むと後の始末が大変だということに
負けているわ・・・。
でも、他の人にも聞いたら、休み明けは
こういう思いを抱えて出社している人が多いらしー。
そうか、よかったー。安心したー。なんまいだー。




今回のGWは、けっこう遊んだにゃー。
しまりすさんと工場見学&ご実家襲撃、前倒し母の日のお食事、
ショッピング、洗車、春・夏物入れ替えなどなど、いつになく
有意義なGWでした。あらためて、子供が大きくなったから
自由時間が出来たなぁと思いましたよ。働きながらの子育てって
何が怖いって、子供が体調壊すことですので、GWやお正月など
長期のお休みでも、休みを待ち望んで旅行なんて習慣なかったし、
それより普段出来なかった家事やら何やらもあったしで、
ここにきて、久しぶりに休みらしい休みを楽しめた気がします。




さて、連休最終日は、いざ鎌倉。
息子は小学校の遠足でいったことがあり、
私が生まれ育った場所でもありで、かなり鎌倉が気に入った様子。
で、子供の日に一緒に行こうかと言ってたら、ミステリー作家の
講演会があるとかで、友達と一緒にオデカケしてしまったので(寂)。




朝7:30に出発したのですが、以前はターミナル駅までいっての
横須賀線乗り換えだったのですが、
今は目と鼻の先まで横須賀線が開通したので
あっという間に到着~。
駅前でレンタサイクルをして、
鎌倉の旅のはじまり~。




5月が誕生日の息子に、少し早めのプレゼントということで
デジカメをあげたんですね。本人、ゲームが・・・とか言ってたもので、
「オウチの必需品じゃないの~?カメラって~」と多少の不満はあるものの、
やはりそこはオトコ。機械を持つと、あれこれボタンを押しつつ、
シャッターばしばし切ってましたね。250枚くらい撮影していたけど、
構図なんてアタマ、まだ無いので、デキバエはまだまだでしたよ。
おまけに「心霊写真がとれないかなー」ということで
防空壕っぽい穴の前でガンガンシャッターを切るもんだから
鎌倉っつぅよりも穴写真マニア(響きがやらしー)みたい。

記事内に出てくるお花以外の画像は

息子が撮影したものです。



野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
にわかカメラ小僧


今回のルートは、鶴岡八幡宮から報国寺(いわゆる竹寺)、
一度、中心地の若宮大路に戻って、北鎌倉方面の建長寺へ。
また中心地へ戻って、自転車を返却。
その後、江ノ電に乗って、鎌倉大仏。
そんな感じで、ママチャリで、初夏の空の下をランランラーンと
楽しんできました。




鎌倉は、私が8歳まで育った町なのですが、
ガイドブックに書いてある正規ルートではなく、
幼稚園・小学校の時に覚えた
車通りのない、そして狭い裏道ルート。
時には車も通れない細き道、雑草の匂いに蒸され、
小川のせせらぎを見ながらのサイクリングロード。
古きものを良きものとする町ですので、昔のままの変わらないところも
結構な数あり、懐かしかったですネ。
そして、景観の問題からか、あまりマンションやビルも増えておらず。
いわゆる流行の古民家も点在。




ちょうど、家の裏手の山の上にある杉本寺は、鎌倉時代が始まるはるか昔から
あったのですが(西暦700年代)、苔むして、ひなびた雰囲気があります。
お堂も鐘も小さいものなんですが、ここの鐘が早朝5時だか6時にゴォーンと鳴ると
赤ん坊の私が目を覚ます時間(泣く)、母不眠症(笑)
もう少し大きくなると、家の裏山を犬と登って、杉本寺の中に出る・・・という。
今は、生意気にも拝観料を取るから、そんなことは出来ないけれど。
そういう思い出があるお寺です。



野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
杉本寺の苔階段



そこから裏道で、そこら地域の住所ともなっている
浄明寺に移動するのですが、ここも昔はなぁーんにもない、
土の広場にお堂がボーンと建っているだけの簡素なお寺だったのですが、
いまや、土の広場のところに庭園なんぞ出来ていました。
横には、旧貴族院の議員の邸宅だった洋館が
有名なカフェになっていて、昔行きましたが、とてもお庭が綺麗でした。



野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
赤ちゃんカバの石像




報国寺は通称、竹寺といい、竹林で有名ですね。
ここも昔は拝観料もなく、今は恭しく和風なたまり水+シシオドシが落ちる場所も
昔は春になるといつの間にかオタマジャクシが涌くたまり水で、よく採取しにいってました。
竹林は、まだ茶色いケバケバの皮を羽織っている若竹が
大人の竹の中で力強く育っていました。
あのケバケバの茶色い皮、オカピの色にソックリで
さわり心地も気持ちいい。




野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
ニョキーっとな。



竹寺にある崖の前で、高校生の頃、写真をうつしたら
心霊でしょう、これ?ってのが、たくさん写っていたことがあるんです。
息子にそれを言ったら、「ひー、怖い!」とか怯えながらシャッターきりまくり。
怖がりのくせに、見たいんだもの。写ってたら、ぜったい、一人でトイレに
いけなくなるねー。



季節の花は、サツキがもうすぐ満開でしょう、という感じでしたが、
大好きな大手毬が随所に咲いていて、幸せな気持ちになりました。
この、若いグリーンとアイボリーの色合いが大好き~。



そのほか、モッコウバラ、ボタン、菖蒲、アヤメが
色鮮やかに緑の中から顔を出しています。



子供の頃、こういう、ワイルドな自然とまではいかないけれど
適度に整えられた自然に囲まれて育って、
思い出すのは、草花や動物の匂いと感触。
そして、毎日、母と連れ立ってしたお散歩。
昔はスーパーなんかは無いので(駅前にあったかなぁ)、
毎日、八百屋さん、お魚屋さん、お肉屋さんのどこかに、お散歩がてら
いってましたネ。おしょうゆとかお酒とか重いものは、

酒屋さんから付け届けをしてもらいます。
貝だけ売りにくるオジサンもいたなぁ。
海のものも山のもの豊富なので、毎日お魚と野菜の生活でした。
庭も広かったので、裏庭の方は何かしら、食用植物が植わってました。
ミョウガなんて投げておくと、隣近所に配るほど採れましたね。





で、昨日、裏道をチャリで移動していて思ったのですが、
何せ小さい頃のカスミのかかった記憶で、
「こんな感じのところを登っていくと、あんな感じのトコロがあったような・・・」
みたいな場面、場所がいくつかあったんですよ。
そういう事を確認したいんだけど、確認したいときには、
母はもうこういう山坂があったり平坦とはいえない道を
歩く体力は無いんだなぁと思うと、
何だかとっても切ない気持ちになりましたね。




アタリマエのように過ごしていた毎日が
アタリマエじゃないって知っていたら、
もっともっと大事にしたのになぁ、などと思いながら。
そんな感覚、きっとどの子供にも無いけれど。
これからは母との時間、もっともっと大切にしたいです。
そういえば、先日、

「子供から下着をもらうと、シモの世話にならない」って
迷信があるんだよ、と母から聞いた途端、
気がつくとパンツをあげていたら、
「何もそこまでせんでも・・・」と気を悪くされた、私ですが(爆)





もとい、今、まだ40年前の自然の片鱗は残り、
そこを、自分の子供と歩いたり自転車で走ったりして同じ気分を
感じることができるのは、
それはそれは幸せな時間。
子供の時はわからないけれど、
かけがえの無い時間が
同じ場所に時を経て廻ってきているに違いないから、
感慨深きことですよね。




と、そんなことをツラツラと考えながら
幼少時の思い入れが強い、鶴が丘八幡宮~竹寺の山側の地域から戻り、
ランチに名物シラス丼を食し、息子が遠足で訪れた建長寺に行きたい、
ママに見せたいものがある、とのことで、えっちらおっちら、北鎌倉方面へ
ペダルを漕ぎました(少々上り坂)。




幼少時は何せ地元なもので、あらためて神社仏閣を見るなんてことはしたことなく、
建長寺の記憶なんて無かったよ。ほら、子供の目って俯瞰しないから、
ピンポイントで記憶していて全体像を見ていないのよね。
いやぁー、それにしても全体的に立派なお寺ですね。
モノを知らないから正しい感じ方かわからないけど、
昔の中国、西安の寺院ぽいなぁと思いました。



で、そこの裏手にある半僧坊から、「天園ハイキングコース」に入ることができます。
昔、何度かは学校で歩いた覚えがあるものの、どんな感じが忘れていました。
まぁ、ハイキングつってもねー、鎌倉だっしーたいしたことないでしょ、と思って、
ホイホイついていったら、これまた急な狭い階段が延々と続くんですね。
土に石が刺さっている手作りな階段で、揃ってないし、勾配も急角度なんですね。
落ちたらお陀仏ですね。ってか、怪我人運ぶのも一苦労ですわ。
寺に程近い、石造りの階段が「文明に感じる」って言ったら、
息子に、「ま、階段自体、文明だけどね」ってツッコまれて
納得するとともに、むっとしたわい。



野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
半増坊だっふんだー



で、半僧坊から登ると、
勝上けん展望台というトコロから、富士山(昨日は見えず)から真鶴湾まで
見渡せます。




野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
もののけ姫の世界


その景色を、息子が私に見せたがっていたのです。

いやぁー、良かったよー。これぞ絶景~。

しかしながら、本日、足腰がゆうこと利かないですがー。
カラダなまってますねー。
時々、鎌倉ぶらり散歩旅にいこうっと。




足腰に自信を無くした後、自転車を返却し、江ノ電へ。
江ノ電は混んでいて風情もなにもあったもんじゃなかったのが
残念でしたが、長谷から極楽寺まで線路沿いを歩いたら、
家の門、開いたら、いきなり線路というオウチがたくさんあって
面白かったです。
鎌倉大仏、ひなびた仏閣よりも、
若干、ヤンキー度、腐女子度が高し。
大仏の背中に空気入れ替えの窓があるのですが
どうにもこうにもミサイルかジェットが出て飛ぶ穴にしか見えず、
何故、あぁゆうデカイ仏像って、雑な感じを与えてしまうのであろうか?
どうも好みではありません。
タケシの「元気が出るTV」の大仏魂のせいかしら?


野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
この後ろの窓からジェット出して飛びそう・・・

座ったまま。。。


天候にも恵まれ、そんな鎌倉・一日の旅は終えたのですが、
一番面白かったのは、
私が鎌倉の中で最も気に入っている神社、
荏柄天神(エガラテンジン)。
菅原道真公が祭られている学問の神社です。




こことか杉本寺のような、ちっこい神社やお寺、
小さな山門がファインダーみたいになって、
山門の内側・外側に広がる風景が
まるで絵か写真のようで、魅せてくれます。
それに、樹齢何年?みたいな大きな木、
植えたのか生えたのかわからない草花、
よくよく目を凝らしてみると、色々な形をしている苔、
雑然としているようで、バランスが成り立ってしまう
人が創り出した象徴を形にした所を、
人智を超えた自然が凌駕しているような場所。

人の思惑も、自然の思惑も、お互い計算無し、

自然もそんな所に人間がそんなモノをぶっ建てるとは思ってないし、

人間もそんな所から木や花や苔や草が生えてくるとは思ってない。
そういう場所が大好きなんですね、私。




もとい、何が面白かったかって、私がさんざん
「鎌倉に行くなら、荏柄天神、行く。荏柄天神、荏柄天神」と
連呼していたところ、息子は



EGA! Latin(ラテン)人


と思っていたらしく。


EGAってのは、エガちゃんみたいな人か、
もしくはEGA!ってVIVA!みたいなニュアンスか、
何しろ、ラテン系の人が経営するお店にママは行きたいのだろう、と
思っていたという。。。。
アタマの中は、サンバだかサルサだか、太陽のマテ茶のCMのような
映像が流れとったという。。。。




ぶっ、ヴァカはヴァカでも、オレ様の血はしっかり受け継がれておるのぉ。

機会があれば、鎌倉、是非ともにー。



野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!
お気に入りの一枚 by HanaBanana




まぁ、そんなGW最終日。

さて、しばらく祝日ありませんが、ナントカ乗り切りましょー!