蒲焼さん太郎というチケット3(完結) | 野良翻訳家・HanaBananaの Enjoy Life!

パパとママが離婚した家庭の子供は、私もそうですが、

いつしか親の離婚を自分の問題として一旦取り込んで

そして乗り越えていかねばならない

自分の経験から余計な問題を子供に背負わせるのは、

と思っていたのですが、

だからといって自分を殺すような生活は、

ワガママ、奔放に育ってきた私に無理でした。

無理に重荷を背負わしてしまった息子に対して、

申し訳ないと思い、前夫に、息子に対しては

今までと変わらないようにしようね」ってことだけを

約束して、別れたんですが、やっぱり人は変わっちゃいます。

そして、他人に期待してはいけません


ちっくしょー、ふざけんな!」って思いましたが

そんなこと根に持つより、問題が起きたら、思い通りに

いかなかったことを他人のせいにして、他人を変えようと

するよりも、自分でどうやって片付けるか、が

自分の本当の力量だと思っています


「じゃぁ、私が強くなりゃいいじゃないか。

もっと稼げばいいじゃないか。

見ておれよー!ガーッハハハハッ」と、

東尋坊にフンドシ一本で仁王立ち

みたいな気持ちになって、1年半。

いやいや、リーマンだけじゃなく

バイトも、フリーの仕事もバンバン!

負けてられまへんで~!

で、最近はあちら様も落ち着いてきたのか、

クリスマスプレゼントや誕生日プレゼント、お手紙を

息子に送ってくるようになりました。

息子は、涙を見せることもなく、淡々とお礼状を書いています。

あまり深く語りませんが、一つ、いやもっとか、

乗り越えた感じがしています

一昨日、コンビニで、「父の日フェアー」のノボリを見て

あ~、そろそろ父の日か。何かあげといたほうが

いいかなぁ。あ、そうだ。これでいいかっ」って

出したのが、駄菓子の王様「蒲焼さん太郎」!


うんうん、あなたの大好物で、あなたのお小遣いで

買えるモノがいいと思う。パパが喜ぶか複雑に思うかは

わからないけれど、あなたが強くなったことに

私は感謝します。ありがとう、息子

蒲焼さん太郎が、成長のチケットに見えてきたヨ。

でもって、ごめんね、こんな破天荒なママで。

そして、あなたのそのセンス、最高!大好きよ


kabayaki