子犬の「あまがみ」多くの飼い主様の悩み・・・原因 | 飯高山荘のブログ

飯高山荘のブログ

ブログの説明を入力します。


「あまがみ」多くの飼い主様の悩み・・・「権勢本能」がエスカレートします。

「権勢本能」とは・・・自分がボスと思うこと。

仔犬は好奇心旺盛です。あっちこっちと動き回っては、初めて「出会う」ものに興味津々です。
人間と遊ぶのも大好きです。
「手にじゃれあっているときも軽く歯をあてるだけで、絶対に本気で噛んでこない」・・・殆どの飼い主様は、そう考えておられるのではないでしょうか?
「子犬が甘噛みするのは、乳歯から永久歯に生え変わる時期なので、歯ぐきがむす゜かゆいからです」
歯が生え変わったら自然と甘噛み行為も沈静化するし、まだ子供だからやらせていても大丈夫」というわけです。これは、とんでもない思い違いです。

子犬同士で遊んでいる光景は、いかにも楽しげにじゃれあっているかに見えます。あっちへころん、こっちどたん、お互いを、ちょっとだけかみ合っているから・・・実はこの行為、犬社会の順位を決める儀式なのです。

ほら、「僕の方が力も強いし、噛んだら痛いだろう、どうだ!」
「アタシだって負けないは!でも少しだけアンタのほうが強いみたい。アタシの順位、アンタのあとでいいわよ」

仔犬にも、権勢本能はあります。小さいうちから「タテ」の序列を決めようとするのは、いわば本能です。子供が5頭産まれば、1から5番目まで順位を決めなくてはなりません。親犬に教えられるわけでもなく、仔犬は本能でそれをします。だからしょっちゅう、子犬同士で取り組みあって遊んでいるのです。

人間にはそれが、可愛い子犬のじゃれ合いに見えます。子犬が自分の手を噛んでも「じゃれている」と思うわけです、ところがじつは、相手(人間)を支配できるかどうかを確かめているのです。
 「あっ、こいつはちっとも抵抗してこないぞ。僕て強いんだ、ヘン」
犬の支配に屈したまま、甘噛み行為を許しているとどうなりますか?
権勢本能がどんどん発達し、群れの頂点に立とうとし始めます。甘噛みが本噛みに、咬傷事故へとエスカレートします。

甘噛みは、させない、かわいいしぐさに惑わされず、きっちりと「no」の態度を示しましょう。