印西市長選挙が大激戦、市民の選択が重要に | ガネーシャJr.の印西暮らし

ガネーシャJr.の印西暮らし

2015年迄印西市ではんこ屋を営んでいたガネーシャJr.と申します。角膜と硝子体の目の病気ではんこ屋を閉店しました。
里山と近郊都市の両立する印西市が大好きで、市内を散歩しながら見た事や行政に感じる事を個人的見解で書いています。どうぞ宜しくお願い致します。

こんにちは、ガネーシャJr.です。


7月21日に任期満了による印西市長選挙は、現在4人の候補者が立候補表明しました。他にも街頭やチラシSNSで政治活動を行っている前県議や市議や新人がいます。全員が出なくても、今回の印西市長選挙は大激戦になることは必至の状況です。

立候補に伴う市議会議員辞職で市議会議員補欠選挙も行われるかもしれません。



政治家にとっては理想とする行政を行うには財政力は重要です。印西市は裕福な自治体と言われ、発展要素もあり政治家の手腕を発揮するには最適の自治体です。



その印西市はたくさんの問題を抱えています。

問題の一つ「生徒数増加による小中学校の教室不足」は仮設教室増設や通学区域変更や小規模特認校制度で対応して来ました。一番良いのは新設校開校ですが、数年後には人口減少で解消する問題に多額の税金を使うな、対応のせいで進学有力校の生徒の学力が低下した等と不満を持つ市民もいます。


「市街化調整区域の上下水道不備や浄化槽設置やガス配管等のインフラ整備」も大きな問題で、行政は少しずつ整備を進めています。しかし市街化調整区域の新設住宅は市街地区域より土地家屋価格が半分以下の地域もあり、住宅を安く購入して固定資産税の低い市街化調整区域の新住民に多額の税金を使われる新設事業に反対を唱える市民もいます。理想は開発業者に規制をかけて、最小限のインフラ整備を義務化して住宅販売を行って欲しいです。


印西市民の中にも多くの対立があります。保守派と革新派、旧市街住民とニュータウン住民、高齢者と子育て世代、旧住民と新住民、地元勤労世帯と東京通勤世帯、北総線沿線と成田線沿線、印西市と旧本埜村印旛村、中央駅圏と牧の原駅圏、あげたらきりがありません。それぞれ候補者を選ぶ基準は異なります。

だって印西市はとっても広いんです。



理想への行政改革を進める市長は反対意見に対応する事も必要です。急激な改革には一抹の不安も感じ、市長と議会が対立して先に進めない自治体もあります。

市議会との連携が取れていないと、政策に議会の反対が懸念されます。市議出身候補は元所属会派の応援があると思いますが、周りに配慮して行動が遅いか動かない時もあります。

是非市議会との対立が起きなく、市議会と連携して新しい改革を進めて欲しいです。



過去2004年の印西市長選挙は現職市長引退で市議3名と新人2名の5名の候補者で争われ、市議会議員補欠選挙も同じ日に行われました。

この時の印西市は白井市・印旛村・本埜村との2市2村の合併予定(名前も北総市に決定済)でした。しかし同日に行われた白井市住民投票は合併に反対、この合併は白紙になりました。

当時白井市は工業団地で発展していて、印西市は工業団地が無く税収の乏しい自治体でした。千葉ニュータウン事業縮小で開発停滞した印西市は白井市民から合併を反対される先行き不安な自治体でした。


しかしその後は千葉ニュータウン事業縮小の空いた土地に大型店舗・物流センターが建ち、ニュータウン用地外にも住宅が建ち人口も増え、驚くほど発展しました。2012年から7年連続「住みよさランキング1位」になりました。

データセンターが急激に増え「データセンター バブル」により、全国自治体の中でも財政力の豊かな現在の印西市になりました。



今回の印西市長選挙は全く予想がつかない大乱戦になりそうです。

若い候補者や高齢の候補者もいて、皆さん政党色を隠しています。そして各候補者はたくさんの公約や政策を掲げています。いくら財政が豊富でも少し心配になります。

今の印西市に本当に必要な政策を見定めなくてはなりません。印西市を素晴らしい自治体に向けてのまちづくりを行って欲しいです。

印西市民の選択は重要です。



印西市が「人口戦略会議の分析レポート」で全国65自治体しかない自立持続可能性自治体に千葉県から流山市と2市だけ選出されました。

若い女性が多くいる?、子育て世帯が住みやすい?、高齢者が長く生きられる?、調べて考える必要がありそうです。

 

政治は勿論、行政や選挙については全くわからない素人の一般市民ですが、印西市が素晴らしい街になるのを望むガネーシャJr.でした。